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民主労総、今年初の決意大会で「ムン・ジュンウォン烈士問題解決」を要求

「ムン・ジュンウォン烈士真相究明、全組織的な闘争をする」

ユン・ジヨン記者 2020.01.18 18:33

民主労総が今年、初の都心集会を開き、 韓国馬事会と文在寅(ムン・ジェイン)政府に対して 故ムン・ジュンウォン烈士真相究明と責任者処罰を要求した。 彼らは現在、公共機関でムン・ジュンウォン烈士闘争と料金所大量解雇闘争などが行われているとし、 文在寅(ムン・ジェイン)政府が公共機関の積弊問題を解決しろと声を高めた。

民主労総は1月18日午後3時、 ソウル市の鍾閣駅で 「ムン・ジュンウォン烈士真相究明、責任者処罰、労働改悪糾弾民主労総決意大会」 を開いた。 この日の決意大会には故ムン・ジュンウォン烈士の遺族をはじめ、 約1500人の組合員や市民が参加した。 参加者は公企業の馬事会の多段階カプチル(パワハラ)不条理が競馬労働者を 死に追いやっていると糾弾した。

[出処:キム・ハンジュ記者]

「ムン・ジュンウォン烈士真相究明、全組織的な闘争をする」

民主労総のキム・ミョンファン委員長は 「ムン・ジュンウォン烈士をはじめ7人の騎手、調教師を死に追いやったのは 釜山競馬公園の極端な競争を圧迫する先進競馬のためで、 あらゆる不正で汚された死の競争のため」とし 「そして公共機関に対する国家次元の監視と統制責任を放置した政府にも責任がある」と強調した。

続いて「だが今週の集中交渉で馬事会は、 まだ死を防ぐ運営体系と具体的な制度改善方案を提示せず、 旧正月前に故人を送ることを願う烈士の遺族に対し真心に充ちた謝罪をしていない」とし 「民主労総は公共運輸労組、市民対策委とともにすべての力を集めてムン・ジュンウォン烈士の要求が解決され、 労働改悪が阻止されるまで闘争していく」と明らかにした。 民主労総は1月8日の今年初の中央執行委員会で、 故ムン・ジュンウォン烈士問題解決のための民主労総対策委員会を構成し、 全組織的闘争に立ち上がることを決めた。

故ムン・ジュンウォン烈士の夫人のオ・ウンジュ氏も舞台に上がり、 韓国馬事会の不正腐敗に対抗して最後まで闘争すると声を高めた。 オ・ウンジュ氏は 「昨日、果川競馬場で旧正月前の解決を要求する五体投地デモ行進を始めた。 競馬場に立つと全身に鳥肌が立ち、心臓が激しく打ち怒りがほとばしった。 私の夫を殺したところに再び来たかったわけでも、見つめたくもなかった」とし 「だが泣きながら拳を握った。 必ずあの腐りきった韓国馬事会を押し倒すと約束した。 子供たちのお父さんを奪った韓国馬事会を許せない」と話した。

▲ムン・ジュンウォン烈士の夫人オ・ウンジュ氏. [出処:キム・ハンジュ記者]

続いてオ氏は 「馬事会と交渉を始めても、油断せず緊張を途切らせない。 馬事会のずうずうしさを挫く」とし 「夫が残した遺書の最後の内容は 『私が知っているすべての人々が幸せでいてほしい』だった。 ムン・ジュンウォン騎手を知るすべての人々が幸せに暮らせるように、 最後まで闘争する」と明らかにした。

公共運輸労組のチェ・ジュンシク委員長は、公共機関正規職労組の横暴を糾弾した。 韓国労総所属の韓国馬事会労働組合は1月12日に声明書を発表して 「人が死ななければ顔を見せない誰かが馬事会と競馬制度改善を議論すること自体がナンセンス」とし、 公共運輸労組と韓国馬事会の交渉を批判した。 また彼らは 「初めからわが組合は、公共運輸労組との1対1の交渉に反対してきた。 ただ分配の観点だけで、複雑な競馬産業の構造を理解できないからだ」とし 「競馬はスポーツで、スポーツの基本は優勝劣敗だ。 どうすれば1枚のピザを公平に分け合って食べられるのかを議論することとは 明らかに違うものでなければならない」と批判した。

[出処:キム・ハンジュ記者]

チェ・ジュンシク委員長は 「韓国馬事会には騎手、馬匹管理士、調教師、施設管理、清掃などを担当する労働者がいる。 しかし正規職労組だけが競馬の専門家で、 残りは韓国馬事会の制度を話す資格がないのか。 いったいどういう生意気な態度で、傲慢放縦なのか」とし 「公正なルールが通じず、互いを尊重しない馬事会が、 あえてスポーツ精神を語れるのか。 公正ではない韓国馬事会は、不法な賭博場でしかない」と強く批判した。

チェ委員長は続いて 「公共機関は勝者一人占めを防ぎ、社会二極化を補完する役割として存在する」とし、 「ムン・ジュンウォン烈士の死は、大韓民国社会に死の外注化と非正規職、 そして公共機関が果たしてどう運営されるべきなのかという質問を投げた。 第1労総になった民主労総は、 大韓民国社会を変えられるという役割を自任して、 ムン・ジュンウォン烈士の死を無駄にしないように闘争する」と明らかにした。

料金所労働者闘争203日...「もう文在寅政府が答を出せ」

文在寅(ムン・ジェイン)政府がもうひとつの公共機関である 韓国道路公社で行われている料金所労働者問題を解決しろという声も続いた。 民主一般連盟のイ・ヤンジン委員長は 「今日で料金所闘争は203日目をむかえた。 ト・ミョンファ支部長とユ・チャングン支会長がハンスト闘争に突入した昨日、 道路公社はまた一度不意打ちを食らわせた」とし 「2015年以後の入社者をはじめ、全員を直接雇用すると一方的に発表したが、 これは対国民詐欺劇水準の言葉の遊びだった。 実状は2015年以後の入社者は裁判の結果により、 勤労契約が解約される条件付きの直接雇用だった」と声を高めた。

続いて「本当に不意打ちを食ったのは青瓦台だった。 この案が出てくる前、青瓦台は道路公社に全員を直接雇用するという仲裁案を出した」とし 「尻尾が胴を揺さぶって一介の公共機関が青瓦台の立場をひっくり返す事態が発生した。 もう青瓦台と文在寅が 答を出せ」と要求した。

一方、民主労総は闘争宣言決議文で △ムン・ジュンウォン烈士真相究明と責任者処罰、 △特殊雇用労働者のムン・ジュンウォン烈士の意を受けて 非正規職撤廃、直接雇用争奪、 △労働者を長時間労働に閉ざすじる文在寅政府の立法措置、 △文在寅政府の親財閥反労働政策などに反対し、全力を尽くして闘争すると宣言した。

民主労総は決意大会の後、午後4時30分頃から鍾閣駅から青瓦台方面へとデモ行進を続けた。 午後7時からは光化門政府総合庁舎前の市民焼香所の前で集中追慕文化祭が開かれ、 文化祭の後は2日間の座り込みを行う予定だ。

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)


[フォト]街頭に出た遺族、応答のない青瓦台

ムン・ジュンウォン烈士真相究明民主労総決意大会

キム・ハンジュ記者 2020.01.18 18:56

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-01-25 12:28:38 / Last modified on 2020-01-25 12:28:39 Copyright: Default

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