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現代車の間接工程非正規職も正規職…11回目の不法派遣判決

「直接雇用是正命令を」労組ハンスト25日目

キム・ハンジュ記者 2019.08.22 16:51

[出処:金属労組]

裁判所が現代自動車の間接工程非正規職労働者は不法派遣だと判決した。 現代起亜車不法派遣の判決は今回で11回目だ。 それでも雇用労働部は直接雇用是正命令を出さず、 現代起亜非正規職が25日間ハンストを続けている。

8月22日、ソウル中央地方法院民事41部(主審チョン・ドヨン判事)は、 勤労者地位確認訴訟を提起した現代車蔚山工場輸出船籍部託送業務(間接工程)の労働者 27人全員が不法に派遣されたとし、彼らは現代車正規職だと判決した。

不法派遣判決を受けた非正規職労働者たちは、社内下請業者であるムジン企業所属だ。 彼らはベルトコンベアで生産された車両を運転して輸出船に積み込む託送作業をする。 現代車はこの業務がコンベアベルトシステムを使わないので直接工程ではなく間接工程であり、 請負業者が指揮、命令するから合法請負だと主張してきた。 しかし、裁判所は託送業務も現代車の指揮、命令により行われるため派遣労働であり、 製造業の生産工程だという点で不法派遣だと判決した。

雇用労働部は昨年、現代起亜車の全工程に直接雇用是正命令をすると約束したが、 最近、直接生産工程だけに是正命令を準備していることがマスコミを通じて知らされた。 これに6つの現代起亜非正規職支会が全工程に対する直接雇用命令を要求し、 ソウル雇用労働庁の前でテント座り込みを行っている。 起亜自動車非正規職支会のキム・スオク支会長は今日(8月22日)でハンスト25日目だ。 今回の裁判所の判決で雇用労働部がまた直接雇用是正命令を判断するのかが注目される。

この日、6つの支会はソウル雇用労働庁の前で記者会見を行い、 「雇用労働部は現代起亜車不法派遣15年間、財閥の肩ばかり持っている」とし 「雇用労働部は2004年に現代車の127の部分の9234工程を不法派遣だと判定した。 その後、大法院判決を含み10回以上、 下級審でも現代起亜車非正規職労働者は不法派遣判決を受けたが、 労働部は一度も直接雇用を命令していない」と指摘した。

続いて「現代起亜非正規職労働者たちはこの15年間、 同じ工場で同じ仕事をして、同じ食事を食べたが、 賃金、福祉などでの差別はさらに深刻になっている」とし 「昨年の文在寅(ムン・ジェイン)政権の最低賃金改悪で、 賃金までかすめ取られている。 労働部は不法派遣問題を徹底的に調査して、 裁判所判決のとおりに直接雇用命令をしろ」と訴えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-08-26 01:48:31 / Last modified on 2019-08-26 01:48:31 Copyright: Default

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