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検察、民主労総幹部6人に懲役4年などを求刑

「弾力勤労制、最低賃金改悪集会…未組織労働者ために闘争した」

キム・ハンジュ記者 2019.08.21 16:43

検察が弾力勤労制、最低賃金法改悪を防ぐための集会を不法とし、 民主労総幹部6人に懲役4年などを求刑した。

検察は8月21日午後、ソウル南部地方法院で開かれた 民主労総特殊公務執行妨害致傷罪容疑結審公判で △民主労総キム・オク組織争議室長に懲役4年、 △ハン・サンジン組織局長に懲役3年6月、 △チャン・ヒョンスル組織局長に懲役3年6月を求刑した。 同じ事件の被告人のキム・テボク、イ・ホンジュン対外協力部長には懲役3年、 クォン・オジン金属労組組織局長には懲役3年を求刑した。

民主労総側のシン・インス弁護士はこの日の最終弁論で 「この事件の本質は、国会が最低賃金を差別適用して6ケ月連続、 週64時間労働を可能にする弾力勤労制の単位期間拡大を処理しようとした点」とし 「民主労総はこの法が通過すれば、 非正規職、未組織労働者が被害を受けるため、国会前で対処した」と明らかにした。

また「2015年の民衆総決起の時に光化門の道路が一日中麻痺したが、 当時のイ・ヨンジュ民主労総事務総長には懲役3年、執行猶予4年を受けた。 過去の大規模集会の責任者だった朴錫運(パク・ソグン)民衆連帯代表、 李錫行(イ・ソッケン)前民主労総委員長も執行猶予宣告を受けた。 こうした状況を考慮して、 裁判所は量刑基準をよく調べなければならない」と話した。

また「被告人は民主労総の末端の実務者に過ぎず、集会を主導する位置ではない。 組織の体系上の責任者であるキム・ミョンファン民主労総委員長は、 この南部地方裁判所から釈放された。 実務者たちが実刑を受けるのは比例公平性に反する」とした。

[出処:チャムセサンDB]

この日、検察側は警察の採証映像を映して、集会の参加者が警察のフェンス、 国会の塀を押し倒す場面を公開した。 また、ある保守言論の記者が自分が倒れる場面を直接撮影した映像も映したが、 この映像には直接的な加害行為が入っていない。 続く映像では、倒れた該当記者が被疑者を指定する場面が含まれていた。 検察は該当記者が2週間の治療を必要とする被害を受けたと主張した。

キム・オク組織室長は最終陳述で 「2月から4月まで、国会が議論した弾力勤労制、最低賃金法改悪は、 中小零細、非正規労働者の現実を全く反映せず、 犠牲だけを強要した」とし 「民主労総は差別ない労働、労働尊重の世の中を指向する。 当時の国会立法議論は、もうひとつの悪条件である労働現実を作ると考えたため 闘争した」と話した。

この日、裁判所は 9月19日の午前10時に事件被疑者に対する宣告をすると明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-08-25 20:26:15 / Last modified on 2019-08-25 20:26:16 Copyright: Default

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