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戦犯企業旭硝子、非正規職に損害賠償請求

韓国政府、戦犯企業を庇護? 特典多数

キム・ハンジュ記者 2019.08.20 13:08

代表的な戦犯企業である旭硝子がキム&チャンを使って 亀尾工場の非正規職労働者に対し、 5200万ウォンの損害賠償を請求した。

旭硝子は2012年に国務総理傘下の 「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者など支援委員会」 が指定した戦犯企業だ。

金属労組旭硝子非正規職支会(以下労組)によれば、 日本の旭硝子株式会社の韓国子会社であるAGCファインテクノ(以下旭硝子)が 8月1日、キム&チャンを通して労組と非正規職労働者4人を相手に損害賠償を請求した。

労組は7月に工場前の道路に「解雇者復職」などの文句をラッカーで書いたが、 会社がこれを問題として5200万ウォンを請求した。 労組は「雨が降って時間が経てば消えるのに、 使用者側が道路を再舗装して請求金額を膨らませた」とし 「会社が金で労働者を困らせている」と主張した。 これ以外にも使用者側は不法派遣、非正規職「携帯メッセージ解雇」等の 問題を解決しようとする労組活動を不法とし、 労組を数回告訴、告発していた。

先立って雇用労働部は2017年、旭硝子の不法派遣を認め、 使用者側に労働者178人を直接雇用しろと是正命令したが、 使用者側はこれを履行していない。 そのため2月に不法派遣の容疑で検察に起訴された。 労組の持続的な問題提起によるものだ。

韓国政府、戦犯企業の特典情況

労組は8月20日、 ソウル市鍾路区にある日本大使館の前で記者会見を行い、このような問題を暴露した。 同時に戦犯企業に特典を与えた韓国政府を糾弾した。

労組によれば、旭硝子は2004年に慶尚北道の亀尾工団に進出した。 当時、旭硝子は政府から11万坪の土地の無償賃貸、 5年間国税全額減免、15年間法人税・地方税減免という特典を受けた。 このような支援により、旭硝子は10数年間の年平均売り上げ1兆ウォン、 年平均当期純利益800億ウォンを上げた。 旭硝子社内留保金は8200億ウォンにのぼる。

労組はこの日の記者会見の後、日本大使館に抗議書簡を渡そうとしたが、 数百人の警官がこれを阻止した。 労組のチャ・ホノ支会長は抗議書簡だけでも受け取れと要請したが、 大使館側からは誰も出てこなかった。 警察は抗議書簡伝達に参加した記者会見参加者5人を物理力で阻止し、反発をかった。

路上で5年、非正規職が戦う理由

チャ支会長は、2012年1月の給与は124万ウォン、 2014年9月は167万ウォンの給与を受けた。 非正規職労働者の賃金はまさに最低賃金だった。 また会社に嫌われた労働者に強制的に「赤いチョッキ」を着せた。 劣悪な労働条件を変えて使用者側によるいじめに対応するため、 非正規職労働者たちが2015年に労組を作った。 1か月後、旭硝子は労組が組織された下請企業契約を解約し、 業者は労働者たちにSMSで解雇を通知した。 それから5年間、非正規職労働者たちが路上で闘争している理由だ。

労組は「旭硝子はとうとう非正規職労働者を相手に損害賠償訴訟の刀も抜いた。 不法な解雇、不法派遣でも足りず、損賠で脅迫する。 土地もタダ、税金も免除、不法派遣で費用を節減し、旭硝子は大金を稼いだ。 韓国は戦犯企業が楽に金を稼げる所だ。 不法を行ってもむしろ労働者を脅迫する戦犯企業、 旭硝子の態度に全国民的な怒りが必要だ」と明らかにした。

全国不安定労働撤廃連帯のキム・ヘジン活動家は記者会見で 「損賠5200万ウォンは韓国社会の非正規職労働者の境遇を示す」とし 「大韓航空の非正規職労働者も昼休み時間を遵守したことを理由に1億の損賠、 錦湖タイヤの非正規職労働者が職場を占拠したという理由で、億台の損賠を受けた。 また、今も現代起亜車の非正規職労働者が20日以上ハンストを続けている。 韓国が労働者の意思表明の権利を保障せず、 損賠による労働者へのいじめが繰り返されている」と指摘した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-08-25 20:24:39 / Last modified on 2019-08-25 20:24:40 Copyright: Default

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