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雇用惨事の前に無返答の政府… 「雇用政府の答がほしい」

4つの闘争事業場が参加した「労組破壊・整理解雇・企画廃業粉砕金属労組決意大会」

パク・タソル記者 2019.06.12 21:02

会社の整理解雇と企画廃業に雇用を失った労働者たちが集まって、 雇用惨事に対する対策を政府に要求した。 彼らは「雇用が成長で福祉」だと強調した 文在寅(ムン・ジェイン)政府が現在進行中の雇用惨事を無視してはいけないと強調した。

金属労組は6月12日午後、青瓦台サランチェの前で 「労組破壊・整理解雇・企画廃業粉砕金属労組決意大会」を開催した。 今回の決意大会は、金属労組ソウル支部に所属する 3つの闘争事業場(ソンジンCS、シニョンプレシジョン、レイテック・コリア)と 金属労組自動車販売連帯支会の雇用惨事を知らせ、解決を要求する場だった。

ソウル支部所属の3つの闘争事業場はすべて女性事業場で、 昨年の始めから使用者側の整理解雇と、廃業、清算に対し正面から闘っている。 レイテック・コリアの労働者は社長の人権蹂躙と労働弾圧に対して 何年も戦っている渦中に去る4月8日付で整理解雇を通報された。 ソンジンCSは昨年労組を作った後に会社が廃業し、 労働者たちは元請のコオロンを相手に闘争を続けている。 シニョンプレシジョンは労組を作ったことで解雇された労働者たちが 不当解雇の判定を受けて復職すると、経営陣が清算過程に突入した。

レイテック・コリア分会のナ・ミジャ組織部長は 「労働権の死角地帯で7年戦った」とし 「記録的な猛暑に耐えて闘争した昨年よりも、 解雇された今の状況のほうが劣悪だ」と吐露した。 ナ組織部長は「雇用委員会に行って女性事業場の問題を話せと1か月以上言い続け、 やっとイ・モッキ副委員長と会って3時間以上面談したが、今も答がない」とし 「絶望的な現実だが、19人の組合員たちは最後まで闘争する」と声を高めた。

シニョンプレシジョン分会のイ・ヒテ分会長は 「安い人件費を求めて海外に移転をした元請LG電子と、 労働者を捨て、食い逃げ清算を敢行した下請シニョンプレシジョンは、 甲乙つけがたい雇用破壊犯」とし 「雇用こそ最高の福祉と言った文在寅(ムン・ジェイン)政府がするべきことは、 こうした雇用破壊犯を処罰し、企画廃業と雇用惨事を防ぐこと」と明らかにした。

続いてイ分会長は 「キャンドル抗争で民主主義が発展したというが、 韓国の民主主義は現場での『労組をする権利』さえ保障されない」とし 「労組ができないようにする、 労働者でないと言う資本と権力に対抗して、 われわれの手で労組をする権利を争奪しよう」と強調した。

自動車販売連帯支会の組合員も労組弾圧のための企画廃業に苦しんでいる。 現代起亜車を販売し、代理店に間接雇用されて働いてきた彼らは2015年に労働組合を結成し、 劣悪な労働条件を改善しようとしたが、 戻ってきたことは暴圧的な不当労働行為と代理店の廃業だった。 今まで7つの代理店が廃業し、この過程で100人以上の組合員が雇用を失った。 彼らは労組に加入したという理由でブラックリストに載り、再就職も難しい状態だ。 最近、忠南道唐津の現代自動車の新平代理店では廃業の過程で 組合員に対する暴力も起き、問題になった。

自動車販売連帯支会のキム・ソニョン支会長は、 現代起亜車の元請が代理店の企画廃業の裏にいると主張した。 キム支会長は「不当労働行為をした代理店を調べると、 一貫した回答が元請の現代起亜車にやらされたということ」とし 「証言と資料を集めて検察に告発しても、 文在寅政権は現代起亜車資本を捜査しない」と批判した。

青瓦台前での集会の後、 4つの事業場の代表者は使用者側を厳重に処罰しろと青瓦台に抗議書簡を渡した。 その後、300人ほどの参加者は雇用委員会がある光化門KT本社を経て、 ソウル雇用労働庁にデモ行進し、整理集会を終えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-06-18 23:51:30 / Last modified on 2019-06-18 23:51:31 Copyright: Default

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