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民主労総、交渉戦略特別委設置を試みる…左派陣営が反発

「新しい社会的対話…闘争力弱まること」

キム・ハンジュ記者 2019.05.22 17:26

民主労総の執行部が5月24日の中央委員会で 交渉戦略特別委設置案を提出すると発表しているが、 労働界の左派陣営では 「交渉戦略特別委は新しい経路の社会的対話」だと反発している。

先立って5月16日、民主労総中央執行委員会(中執)では 交渉戦略特別委設置が議題になった。 執行部が明らかにした特別委構成の根拠は 「4.4臨時代議員大会後続措置」だ。 特別委は労使政間の交渉枠組みを用意して活性化するという総括目標をたてた。 特別委の役割は、 △各種労使政協議(政府各委員会、雇用委、最賃委、加盟および業種別労使政協議など)の点検および支援総括、 △対国会事業分離化および分散化防止のための報告および総括などだ。

民主労総の関係者によれば当時、中執メンバーの一部が 交渉戦略特別委設置の件をめぐり、 「現在は明白な闘争局面なのに、交渉局面と誤解される余地がある」、 「交渉は民主労総の日常的活動だが、 特別委が残りの常設委員会交渉まで企画して組織するように聞こえ、混乱しかねない」、 「趣旨は同意するが時期的に適切でない」などと問題を提起した。

この日、中執は議案を審議した結果、 「民主労総の委員長(キム・ミョンファン)が直接特別委長になって、 加盟組織と共に委員会を構成し、 中央企画団と中央責任部署を定めて運営する方案に原案を修正・補完し、 中央委の議案として提出」することにした。 当初、執行部は特別委委員長に未選出の役員をたてようとしたが、 中執メンバーの反対でキム・ミョンファン委員長が引き受けた。

労働党、社会変革労働者党、労働戦線、公共運輸現場活動家会議、金属活動家の会などの左派陣営は5月21日に共同声明を発表して 「交渉戦略特別委を作ってキム・ミョンファン委員長が直接指揮するということは、 民主労総が交渉推進に確固たる重心をかけるという意だ。 そして参加が遮られた経社労委を迂回して『新しい経路の社会的対話』を推進するもの」と明らかにした。

続いて「臨時大会で強調された点は 『交渉』の強化ではなく『闘争』の決議だったということは誰も否定するのが難しい」とし 「今民主労総指導部が努力すべき後続措置は、 7月の全面ストライキなどの闘争計画を実質的に成功させることで、 交渉枠組み推進に力をかける特別委設置ではない」と指摘した。

[出処:チャムセサンDB]

一方、京郷新聞の報道によれば、 李載甲(イ・ジェガプ)雇用労働部長官は5月9日にキム委員長と会い、 「経済社会労働委員会が運営されているが民主労総が参加しない状況では、 公式的な労使政間協議枠組みを構成して議論するのは難しい」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-05-25 04:13:49 / Last modified on 2019-05-25 04:13:50 Copyright: Default

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