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34歳の非正規職集配人が死亡…労組「過労死」

二日間に集配人3人が死亡

キム・ハンジュ記者 2019.05.13 21:36

公州郵便局で働いていた非正規職集配人の イ某氏(34歳)が5月13日未明に死亡した。

公共運輸労組所属の全国集配労組によれば、 イ氏は5月13日、自宅で睡眠中に死亡した。 故人は12日の午後10時頃に帰宅して部屋に入って眠り、 故人の母親は翌日午前、部屋で死んでいる息子を発見した。 死因は心臓まひと推定され、労組は長時間労働による過労死と規定した。

イ氏が所属する忠清地域は2017年に集配人の死亡が続いた所で、 労働部が実態調査を行った。 当時、労働部は「長時間労働だが、無料労働などの違法事項はない」と明らかにした。 労組は「忠清地域を含み全国で蔓延する無料労働に(政府が)目をつぶったことが 悲劇的な事態を呼んだ」と指摘した。

これと共に5月12〜13日の2日間、保寧と議政府などで働いていた集配人など合計3人が死亡し、 波紋はさらに大きくなりそうだ。 3人のうち2人が心停止、過労死の類型を示したと労組は説明した。 労組によれば、2018年だけでも25人の集配人が死亡した。 2010年以後、最も高い死亡者数だ。

労組は「郵政事業本部は最近まで『ニセ経営赤字』を言い訳にして 2千人の集配人増員の約束に違反して各種の便法と不法で 集配人の無料労働と労働強度を増やしている」とし 「非正規職集配人は正規職の120%の仕事をする。 現在、現場の集配人は宅配物量の増加に苦しみながらも、 まともな休息も賃金を受け取れない実情だ。 そのため郵政事業本部の人員補充の約束破棄を糾弾し、 労働部の特別勤労監督を要求する」と明らかにした。

労組と正義党の尹昭夏(ユン・ソハ)議員室は、 上のような内容で5月14日午前10時20分、 国会正論館で記者会見を開く予定だ。

なお忠清地方郵政庁は5月13日の集配人死亡報告で、 措置事項として「総括局長弔問予定、 弔花発送および葬儀用品支援など」だけをするという。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-05-21 23:16:28 / Last modified on 2019-05-21 23:16:29 Copyright: Default

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