「表で叱り飛ばし、裏で手を握る財閥改革ショーはダメ」

民主労総、国政監査期間にまともな財閥改革を要求する巡回闘争開始

10月10日に始まった国政監査で、財閥改革を要求する民主労総の巡回闘争が始まった。 韓国社会を病気にした財閥に対する社会的世論を集め、 現場労働者の声を直接伝えるための動きだ。

［出処:社会変革労働者党］

民主労総は10日午前11時、国会前で国政監査財閥改革要求記者会見を開き 「今日から始まる国政監査での財閥改革議題は、 表では叱り飛ばして、裏では手を握る欺瞞的な財閥改革ショーではなく、 国民の目の高さに合わせたまともな財閥改革につながらなければならない」と要求した。

民主労総は今回の巡回闘争の意味を 「今回の巡回闘争は国会国政監査で財閥問題が争点化、問題化する社会的世論を集める闘争で、 財閥に対する現場労働者の声を直接伝える闘争」だとし 「特にサムスン、現代起亜車、SK、LG、ロッテの5大財閥の糾弾と 財閥社の非正規職労働者の労組をする権利と正規職化を要求して社会争点化する」と明らかにした。

［出処:全国民主労働組合総連盟］

民主労総は記者会見文で 「財閥資本は封建時代の血族政治を復活させ、 官僚、政治が、ジャーナリストなどと姻戚関係を通して21世紀版の貴族階級を作り、 王族世襲のような経営権世襲を恥ずかしげもなく行っている」とし 「この特権が労働者を召使いや奴隷のように働かせる財閥カプチル(パワハラ)の本質」と批判した。

続いて「財閥は数百兆ウォンも現金性資産を溜め込みながら、 非正規職を最も多く使い、元請・下請の不公正な取り引きで下請企業を崖っぷちに追いやっている」とし 「法の弱点を利用してサムスンや現代起亜車グループが成功すれば、 すべての財閥がまねをして財閥の個人会社を通じて簡単に3世、4世へと 財産相続、経営権相続を完成している」と批判した。

また「財閥資本はまた最もあくらつな方法で労働者の労働権を踏みにじる主犯で、 最も多くの間接雇用非正規職を雇用しており、 露骨に労組破壊を行って労組をする権利を踏みにじっている」とし 「元請だけでなく、社内下請、1次、2次、3次部品メーカーの労働者を二重三重に搾取しているのも、 最低賃金法をはじめとする労働法改悪を事実上主導しているのも財閥資本」だと糾弾した。

彼らの主要要求事項は、 △3世、4世財閥継承禁止、 △総帥一家への仕事集めによる私益追求禁止、 △元請・下請の不公正な取り引き、財閥カプチル中断、 △労組をする権利保障と非正規職の正規職化だ。

［出処:全国民主労働組合総連盟］

民主労総の巡回闘争は3日間進められる。 10日に国会、経済人総連、LG U＋前での糾弾集会を皮切りに 11日にはサムスン、現代起亜車、 12日には錦湖アシアナ、ロッテ、大韓商工会議所、SKなどを回り、 各財閥社の問題を知らせる計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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