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ソウル地域下請企業、元請カプチル・労組破壊悪化

ソンジンCS、シニョンプレシジョン、レイテック、生存権威嚇

キム・ハンジュ記者 2018.08.29 13:41

ソウル地域下請企業労働者たちが文在寅(ムン・ジェイン)政府に 元請のカプチル(パワハラ)と労組破壊に対する問題解決を要求した。

全国金属労働組合ソウル支部は8月29日、青瓦台の前で記者会見を行って 「労働尊重を打ち出した政権で、元請カプチル、職場カプチル、労組破壊の現実は変わらずにいる」とし 「下請企業の労働者たちは財閥積弊の直接的な犠牲者として、 雇用剥奪、生存権威嚇に置かれている」と明らかにした。 記者会見にはソンジンCS、シニョンプレシジョン、レイテック・コリアの労働者たちが参加し、 会社の労働弾圧の状況を伝えた。

まずソウル市衿川区にあるソンジンCSは4月に企画廃業をして、 労働者たちに解雇を通知した。 また使用者側は600%の賞与金と各種の手当てを順次なくし、成果賞与金(月1〜7万ウォン水準)差別支払いだけ残した。 また今年の最低賃金引き上げを理由として公休日の労働を無給に転換し、 昼食費を基本給から控除することもした。 これに対して労働者たちは労組を作って闘争を展開した。 そのため使用者側が労組無力化のために企画廃業を断行したのだ。 ソンジンCSは現代起亜車-現代Mシート-コオロングローテック(天安CS)-ソンジンCSにつながる4次下請企業だ。

シニョンプレシジョンの労働者たちも構造調整の被害を味わっている。 LG電子1次下請のシニョンプレシジョンは、江原道春川にあるゴルフ場の開発に400余億ウォンを投資して、 去る7月には労働者70人を整理解雇した。 ここの労働者たちは、会社の営業利益が増えても相変らず最低賃金で、 賞与金削減、非正規職拡大、工程ラインの中途増加など、 暴力的な労務管理がますます深刻化していると労働者たちは訴えた。 金属労組シニョンプレシジョン支会は使用者側の整理解雇が財務状態が良好な状態で、 労働者との事前協議なしで進められたので不法、不当だと明らかにした。

レイテック・コリアは昨年、包装部の労働者を営業部に強制転換配置したが、 これに抗議する労働者を暴行することもした。 会社はまた部分休業を行い、休業手当て削減、賃金未払いで労働弾圧を行っている。 現在、会社は政府の支援などの構造調整の名分を積みながら、労組破壊を試みている。

3つの事業場の労働者たちは、記者会見文で 「キャンドル政権という文在寅政府になって1年3か月経ったが、 既得権勢力は資本と蠢動している形勢」だとし 「会社は最低賃金引き上げ、労働時間短縮のために潰れると言いつのる。 まともな所得を受け取ったこともない最低賃金労働者たちがすべて失業者になると脅迫している。 これまでの2分期の所得格差は10年ぶりに最大値を記録したが、 全ての富を一人占めする財閥は何も出さず、労働者、民衆だけがわめいている。 資本の厚顔無恥と貪欲を赤裸々に示す事例がまさに レイテック・コリア、シニョンプレシジョン、ソンジンCSで行われたこと」と伝えた。

パク・キョンソン金属労組ソウル支部長は 「文在寅政府は今まで財閥積弊を一つも解決しなかった」とし 「下請労働者たちは最低賃金のドロ沼から抜け出せず、 労組を作ったという理由で生存権を脅かされている。 労組は9月の1か月間、政権に声を伝えて問題を解決する闘争を展開する」と明らかにした。

労組は9月の毎週木曜に集会を開く計画だ。 集会場所は青瓦台、民主党本部事務所などだ。 また各元請社、ソウル雇用労働庁などで1人デモも随時行う。

記者会見には3つの事業場の組合員約80人が参加した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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