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128周年世界メーデー、「書き直す労働…財閥改革、非正規職撤廃で」

全国で5万人が集まり「仕事をする権利」を要求

パク・タソル記者 2018.05.01 17:46

[出処:キム・ハンジュ記者]

128周年世界メーデー大会をむかえ、 財閥改革、非正規職撤廃を要求する声が広場に集まった。 「4.27板門店宣言」以後、南北の和解と平和の雰囲気が一気に高まったが、 相変らず労働者の春は遠いという指摘が続いた。

[出処:キム・ハンジュ記者]

全国民主労働組合総連盟(民主労総、委員長キム・ミョンファン)は5月1日午後2時、 ソウル広場で「労働憲法争奪および労働法改正! 財閥改革! 非正規職撤廃! 開こう、200万時代」というスローガンをかかげて128周年2018世界メーデー大会(首都圏)を開いた。 全国16の地域で同時に進められた世界メーデー大会には、首都圏の2万人を含み、合計5万人が集まった。

キム・ミョンファン委員長は大会発言で 「文在寅(ムン・ジェイン)政府執権1年、政府はよくやっているという支持率が70%だと言っても、 『労働、労働者』にとっては決してそうではない」とし 「最低賃金算入範囲拡大の試み、20%に過ぎない公共部門非正規職正規職転換、 社会サービス公団設立公約の後退、労働者犠牲と譲歩だけ強要する構造調整が強行されている」と批判した。 キム委員長は「韓国社会労働を書き直す時期」とし 「労働憲法争奪と労働法全面改正で労働を書き直そう」と声を高めた。

今日の大会では財閥改革と非正規職を撤廃しようという要求が激しかった。 韓国の産業の中心である造船所、自動車工場で進められる構造調整が俎に上がった。 誤った産業政策と不良経営責任を労働者に転嫁させる構造調整が行われており、 この過程で非正規職がまず解雇されるという批判が続いた。

財閥改革の頂点にあるサムスン…激しい圧迫が必要

4月17日、サムスン電子サービス支会がサムスン電子サービスから直接雇用と労組活動保障の約束を受けた過程も注目を集めた。 最近、検察はサムスン電子の押収捜索の過程で「労組瓦解文書」約6000件を確保し、 サムスンがサムスン電子サービス労組弾圧を主導した事実が明らかになった。

金属労組サムスン電子サービス支会のナ・ドゥシク代表支会長は 「サムスングループの労組破壊文書には、国家の主要権力の労働部と警察、検察がサムスンと政経癒着関係があるという点が表われている」とし 「文在寅政府も財閥と権力の政経癒着、 この積弊をどう清算するのか国民に答えなければならない」と主張した。

ITUC(国際労働組合総連合)のシャロン・バロー事務総長も映像メッセージで、 サムスンがグローバル基本協約を締結するように圧迫し続けようと明らかにした。 バロー事務総長はサムスン半導体工場の職業病の現況に言及して 「毒性物質の作業環境で76人が職業病で死亡し、約200人が病気に苦しんでいる。 サムスンにグローバル基本協約を締結させなければならない」とし 「サムスンが貪欲を止めて労働者たちの団結権、団体交渉権、雇用安定の権利を尊重させなければならない」と強調した。

メーデーをむかえて明らかにされた民主労総の要求は、いつよりも多かった。 △すべての労働者に勤労基準法全面適用、 △法定労働時間特例業種即刻廃止、 △最低賃金制度改悪中断して最低賃金1万ウォン時代の即時実現、 △ILO中核的協約の批准と特殊雇用労働者労働基本権保障、 △公共部門労働者の本当の使用者である政府の非正規職撤廃、 △政府の社会サービス公団公約の全面履行、 △一方的な構造調整を中断して総雇用保障産業政策に転換、 △法外労組撤回、 △すべての解雇労働者の復職、 △社会二極化・財閥体制を改革して産別交渉制度化、 △無労組で一貫、労組破壊使用者サムスン李在鎔再拘束、 △財閥カード手数料およびフランチャイズ手数料、賃貸料規制、 △THAAD撤去および韓日軍事協定廃棄、 △南北労働者自主交流保障などだ。

政府が変わっても崖っぷちの労働者たちは相変らず元の場に

[出処:キム・ハンジュ記者]

全国障害者撤廃連帯のパク・キョンソク代表は連帯発言で 重症障害者が最低賃金適用から除外された現実を指摘し 「重症障害者労働者に対する最低賃金適用」と「障害者のための公共雇用1万個」を要求した。 パク代表は「重症障害者は生産性が低いとし、8時間働いても月平均30万ウォンをきちんと受け取れない。 そんな雇用さえなく、もの乞いしているのに『障害者も労働者』という叫びは、 もうこれ以上もの乞いはしないという宣言だ」とし 「資本が強要する生産性で重症障害者の労働を規定するな」と叫んだ。

170日間、高空籠城をしている金属労組ファインテック支会のパク・チュノ事務局長も映像でメッセージを伝えた。 パク事務局長は「スターフレックス資本は408日の高空籠城の末に勝ち取った雇用、労組活動保障、団体協約継承の約束を紙切れにした。 人をみだりに使い捨てる社会に対抗し、ファインテック支会の残る5人が闘争を決意した」とし 「新しい政府になって、労働者の問題の解決を期待したが効果がなかったため、 高さ75mの煙突座り込みに突入した。 平等な世の中のために戦う」と明らかにした。

[出処:キム・ハンジュ記者]

本大会が終わってソウル広場から鍾路4街までデモ行進が行われた。 労組をする権利を象徴するさまざまな傘がデモ行進隊伍の前に立った。 スーパー労働者はカートを押して、 教育労働者は法外労組撤回の傘を持った。 参加者たちは「最低賃金1万ウォン」「非正規職撤廃」「最低賃金小細工OUT」等と叫んでデモ行進を続けた。

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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