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「幽霊扱い」GM非正規職…「文政権、労働部、GMがグル」

昌原正規職労組は労働部に「勤労監督結果発表先送りしてくれ」

キム・ハンジュ記者 2018.03.20 13:21

韓国GM非正規職労組が構造調整事態にあたり非正規職が優先で解雇されており、 非正規職を無視する文在寅(ムン・ジェイン)政府との闘争を繰り広げると明らかにした。

韓国GM富平・群山・昌原非正規職支会は 正義党の李貞味(イ・ジョンミ)議員室と3月20日に国会で記者会見を行って 「GM資本の構造調整の嵐が吹き付けている今、 特に非正規職労働者は途方もない雇用不安に直面している」とし 「2月13日に仁川地方法院では韓国GMの不法派遣を認め、 正規職に転換しろという判決が出されたが、 現実は何も変わっていない」と伝えた。

先立って韓国GM非正規職は2009年に富平工場で、2014年〜2015年に群山工場で約2千人が解雇された。 今年の初めにも富平と昌原工場で約140人が解雇され、 最近は群山工場でも非正規職約200人が「携帯メッセージ解雇」された。

韓国GM昌原非正規職支会のチン・ファン事務長は 「雇用労働部は昨年12月から1月まで、昌原工場で随時勤労監督を行ったが、 群山工場の閉鎖決定と同時に意図的に発表を先送りしている」とし 「労働部は産業通商資源部、企画財政部、金融監督院との協議の下で遅れていると話したが、 労働部担当の勤労監督が他の部署のために遅れているというのは納得できない。 勤労監督の結果が適時に発表されていれば、果たして非正規職は解雇されたのか疑問だ」と話した。

金属労組のヤン・ギチャン副委員長も 「労働部の勤労監督は、GM資本の横暴と政府の督励により無力化されている」とし 「金属労組は文在寅政府に対し、 非正規職優先解雇の問題を解決しろという要求を掲げて闘争する」と明らかにした。

一方、韓国GM支部昌原支会(正規職労組)が新車が配分されるまで勤労監督の結果を延ばしてくれと話した事実が 3月15日の雇用労働部昌原支庁と非正規職労組との面談で明らかになった。 この面談で昌原支庁長は 「韓国GM昌原本部長と(正規職労組)GM支部昌原支会長が 『昌原工場が維持された後に措置しなければならない』という次元で(結果を先延ばししてくれと)話して行った」とした。

労組は昌原支庁長に不法派遣に対する勤労監督は構造調整事態とは別に処理すべきで、 これにより非正規職優先解雇を防げと伝えた。

非正規職労組の関係者は 「昌原工場に新車が配分されても2021〜2022年頃に入ってくる。 その間に非正規職は群山のように消えるだろう」とし 「今でも昌原で生産されるヨーロッパ(輸出)車両が2019年に廃止される。 夜昼二交代から1交代に転換する動きも見られるが、 このままでは労働者の半分以上が切られていく」と話した。

非正規職労組は記者会見終了後に国会環境労働委員会の 洪永杓(ホン・ヨンピョ)委員長と面談をする。 非正規職労組は3月21日まで集中闘争を行う。 この日の午後2時、光化門広場で集会を開き、青瓦台までデモ行進する。 集会は錦湖タイヤ、ソンドン造船などの構造調整事業場の労働者約1千人が参加する。 彼らは20日、ソウル市内で野宿座り込みをする計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-04-03 05:42:28 / Last modified on 2018-04-05 10:57:09 Copyright: Default

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