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韓国GM、インソーシングに合意…非正規職「労労対立拒否、一緒に暮らそう」

非正規職支会「人もインソーシングしろ」

キム・ハンジュ記者 2017.12.11 09:15

韓国GM正規職労組(金属労組韓国GM支部昌原支会)が使用者側との間で 非正規職の工程を正規職に移す「インソーシング」に合意した中で、 労働界内外でインソーシング合意を廃棄しろという要求が強まっている。

先立って12月8日、韓国GM昌原工場本部長と正規職労組は 非正規職工程(車体部インストール、エンジン部T3/T4)のインソーシングに合意した。 これに伴い該当工程を担当していた非正規職約40人が解雇の危機に処した。

[出処:韓国GM昌原非正規職支会]

韓国GM群山・昌原・富平非正規職支会は12月11日 「インソーシングは非正規職を解雇して労組を破壊すること」とし 「インソーシングの労使合意にみじめさを禁じ得ない。 今回の労使合意は金属労組代議員大会と韓国GM支部代議員大会で決議した総雇用保障原則をひっくり返す反労働者的行為」と糾弾した。

金属労組は12月4日に定期代議員大会を開き 「非正規職を解雇する方式のインソーシングに反対」を主要事業目標として通過させた。 韓国GM支部も11月14日の代議員大会で「総雇用確保闘争展開」を決議した。

続いて非正規職支会は「責任は韓国GM使用者側にある」とし 「昌原本部長は非正規職支会のストライキで昌原工場の未来が暗いと言って正規職労組にインソーシング合意を勧めたが、 現在の赤字と物量縮小はグローバルGMが作った。 会社を苦しくしたのは使用者側なのに、その責任を労働者に押し付けている」と指摘した。

最後に支会は「労労対立を拒否して、一緒に暮らそう」とし 「インソーシング労使合意を廃棄して、 グローバルGMの構造調整に対抗して力を合わせて欲しい」と訴えた。

労働党も12月8日の論評で 「正規職労組が『一緒に暮らそう』という非正規職の叫びを無視し、会社の主張を認めた形」だとし 「韓国GMインソーシングの本質は、販売不振、経営難、韓国撤収を口実として危機の責任を労働者に押し付けていることだ。 昨年は正規職労組が非正規職支会の交渉権を委任され、非正規職の雇用継承の合意を導いた。 使用者側の『労労対立』誘発の試みはまた繰り返され、今度は成功した。 正規職労組はインソーシング合意を即刻廃棄しなければならない」と伝えた。

社会変革労働者党韓国GM分会も 「(インソーシング労使合意は)正規職が非正規職雇用を奪う誤った合意」とし 「非正規職を追い出せば正規職の雇用を保障させられるという考えは幻想だ。 2009年に富平工場で正規職転換配置の代価として非正規職1千人を追い出し、 2015年には群山工場でも1千人以上を解雇した。 その後、雇用安定どころか最近5年間の定年退職者だけで3千人にのぼり、 群山工場の2018年の物量はまた半分になった。 使用者側が狙っているのは非正規職の優先解雇それ以上であり、 元下請が力を合わせなければ使用者側の構造調整攻勢で後退するほかはない」という声明を出した。

韓国GM昌原非正規職支会はインソーシング反対、総雇用保障を要求して、 29日間、昌原工場の前で座り込みをしている。

[出処:韓国GM昌原非正規職支会]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-12-15 23:28:10 / Last modified on 2018-04-05 11:00:36 Copyright: Default

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