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光州ケア専担士134人を事実上集団解雇…野宿座り込み長期化

座り込み12日目「撤回まで座り込み」

キム・ハンジュ記者 2017.04.21 13:31

光州広域市の教育庁がケア専門担当労働者134人を 事実上、集団解雇した。

ケア専担士約70人は光州教育庁の前で4月10日から雇用継承を要求して野宿座り込みをしている。 労働者たちは教育庁人事委員会が公開採用決定を撤回するまで無期限の座り込みを続ける計画だ。

[出処:公共運輸労組教育公務職本部光州支部]

光州教育庁は4月19日、人事委を通じて雇用継承のないケア専担士の採用を公告した。 これで既存のケア専門担当労働者134人は8月31日に契約満了で解雇される。 労組が予想する採用競争率は40:1だ。 採用時に既存の労働者たちが受ける特典はない。

公共運輸労組のキム・ヒョンミ教育公務職本部光州支部のケア分科長は21日、チャムセサンとの通話で 「採用公告が確定し、すべてのケア労働者は惨憺たる心境」とし 「ほとんどが家長のケア労働者たちは8月末に解雇されればすぐに生計が困難になる」と訴えた。

教育公務職本部光州支部のミン・ドンウォン組織局長は21日 「光州教育庁の公開採用は『新種変則整理解雇』」だとし、 「期間制法、光州教育庁の管理規定には無期契約職を採用する時は期間制勤労者を優先採用するように努力しなければならないという条項があるが、 雇用継承のない採用は既に働いている労働者を幽霊扱いするもの」だと主張した。

光州教育庁は2月にケア事業の常時持続性を認め、直接雇用をすると明らかにした。 この過程で光州教育庁は既存のケア専担士雇用継承を排除した公開採用方式を選んだ。 労組はこれを拒否して期間制法による雇用継承を主張した。 結局、労使合意がなされないまま、教育庁は採用公告を強行した。

労組委員排除したまま採用を「かっぱらい通過」

採用が決定した19日の人事委員会も「かっぱらい通過」の論議がおきている。 教育庁の関係者が労組側委員2人を排除して教育庁4人、弁護士1人の出席、議決で採用公告案を通過させたのだ。 光州教育庁関係者は21日にチャムセサンとの通話で 「人事委会議室ドアをあければ労組員の乱入が予想された(ので防いだ)」と伝えた。

労組は「乱入の予想は言い訳に過ぎない」とし 「労組側委員の出入そのものを防ぎ、採用案を通過させたのは認められない」と反論した。

光州教育庁は「採用は原則」という立場を固守している。 教育庁関係者は「134人のケア専担士に特典を与えれば、残りの期間制3000人もすべて(雇用継承)しなければならない」とし 「ケア専担士はこれまで業者委託で採用された。 教育庁の公式経歴は2か月なので、雇用継承は他の職種との公平性に合わない」と伝えた。

労組はこれに対して 「教育庁はケア労働者だけでなく、すべての期間制勤労者を無期契約職に転換しなければならなかったということを自認した形」だと主張した。 ミン・ドンウォン組織局長は「光州教育庁は料理実務士も欠員時は2〜3か月の契約をして、満了後の優先採用もしなかった。 われわれはケア労働者だけしてくれといっているわけではない」と伝えた。

光州教育庁が公告した採用人員には、 ケア専担士134人の他に、 調理士、英会話専門講師、司書など301人がいる。

全教組などが参加する「新しい教育体制樹立のための社会的教育委員会」は20日、 「これまでの不安定労働雇用当事者のケア専門担当労働者に対して間違いを謝罪し、許しを請すべき光州教育庁が、 ケア労働者134人を集団解雇したのは言語道断」とし 「今からでも光州教育庁は集団解雇の蛮行を取り消してケア専門担当労働者の正当な声に耳を傾けろ」という声明を発表した。

[出処:公共運輸労組教育公務職本部光州支部]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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