本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:セウォル号3周年、黄色のリボンとキャンドルが出会う
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1492573965217St...
Status: published
View


セウォル号3周年、黄色のリボンとキャンドルが出会う

22次汎国民行動の日「不明者の収拾と徹底した船体調査」を要求

パク・タソル記者 2017.04.15 20:14

「遺族でもないのに、いくらもらって働いているのかと、 金を受け取って終わったことなのに、君の子どもにご飯を食べさせて出てきたのかという言葉も聞かなければならなかった。 それでもお母さんはあきらめられなかった。 君が、そして君の子供たちが生きていかなければならない未来でしょう。 どうしてお母さんがそんな未来を放棄して目をとじて暮らせるでしょうか。 3年の歳月の間、ぐんぐん大きくなった君のように通りで出会う市民も変わり始めた。 希望が生まれ、いよいよセウォル号が陸に上がってきた。 別の見方をすれば、戦いはこれからが本当の始まりかもしれない。」

キャンドル市民、チェ・ヨンスク氏が セウォル号3周年記憶文化祭で朗読した手紙の一節だ。

ソウル市の光化門広場で4月15日午後5時30分から開かれた22次汎国民行動大会は、 セウォル号3周年を追慕して安全社会を約束した。

セウォル号3周年を一日控えて市民は黄色いリボンと共にキャンドルを持った。 集まった人々は3年ぶりに引き揚げられた船体に対する徹底した調査と不明者の収拾、 惨事責任者の処罰を要求した。

退陣行動積弊特別委のパク・レグン委員長は 「まだ積弊勢力が朴槿恵(パク・クネ)なき朴槿恵政権でのさばっている」とし 「セウォル号は引き揚げられたが、海洋水産部が何をするかもわからず、 証拠隠滅をするかもしれない」と憂慮した。 パク委員長は「キャンドル市民が今日の記憶文化祭と明日安山で行われる記憶式にも力を集め、 政府がおかしなことをできないように監視してくれ」と頼んだ。

全教組のト・サンヨル蔚山支部長は 「昨日、全教組教師2万5000人はセウォル号真相究明を要求する教師宣言をしたが、 政府は教師の政治中立違反などを問題視して教師たちを懲戒し、告発する可能性がある」と話した。 ト支部長は「この一週間、蔚山で行ったセウォル号契機授業について、 教育庁が政治中立違反の可能性を警告した」とし、 否定されている教師の政治基本権と労働基本権の保障を要求した。

午後7時からは本大会「4月16日の約束、一緒に開く春」が開かれた。 キャンドル市民、セウォル号遺族、セウォル号生存者などが手紙を朗読した。 ハン・ヨンエ、イ・スンファン、4.16家族合唱団などの公演も続いた。

一方、22次汎国民大会は朴槿恵前大統領に対する徹底した捜査と処罰、 禹柄宇(ウ・ビョンウ)と財閥総師など共犯者の拘束を要求する場でもあった。

パク・レグン委員長は、朴前大統領が拘置所独房に壁紙を張ってくれと要求した事実を伝え、 積弊清算がまだまだだと述べた。 パク委員長は「寒い冬の間、キャンドルを持ち続けた理由は、 誤った特権と特典をなくすためであった」とし 「政界の一角ではすでに朴槿恵赦免の話が出ているが、 1997年に全斗煥(チョン・ドゥファン)と盧泰愚(ノ・テウ)を赦免したケースを教訓にしなければならない」と主張した。

4月29日には国政壟断再集結を阻止するための 汎国民行動が開かれる予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-04-19 12:52:45 / Last modified on 2017-04-19 12:52:46 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について