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「面談権侵害・平昌郡長、性暴力・平昌警察」人権委に陳情

平昌運輸支会ストライキ75日、「平昌郡庁の意志が重要」

パク・タソル記者 2017.02.14 15:35

江原道平昌の運輸労働者たちが、 平昌郡長と平昌警察から面談権の侵害と性暴力を受けたとし、 国家人権委に陳情書を提出した。

公共運輸労組平昌運輸支会、民主社会のための弁護士の会労働委員会、非正規職ない世の中作り、国家人権委員会取り戻し共同行動は、 2月14日午前11時に国家人権委員会の前で記者会見を行い、 平昌郡長が面談権を侵害し、警察が性暴力を行ったと糾弾した。

彼らは記者会見文で 「連行の過程で警察は労働者の頭を踏みつけた後に手錠をかけ、 労働者を毛布にくるんで警察署に引っ張っていくなど、無慈悲な暴力をふるった」とし 「平昌郡庁はこれらすべての事件の背後で暴力連行をそそのかし、 幇助する稚拙な態度で組合員をもてあそんだ」と批判した。

陳情書を作成した民主弁護士会のソン・アラム弁護士は 「組合が公営制を要求するために郡守と会うのは当然の手順なのに、 郡守は午前から面談を要請する労働者を警察に通報し、 午後の面談から5分で彼らを強制的に連行しろと指示した」とし 「初めから対話する意思そのものがなく、面談の機会を奪った人格権侵害と見られる」と明らかにした。

▲14日国家人権委の前記者会見で発言する公共運輸労組ソウル京仁江原バス支部ユン・ジョンヒ事務局長

平昌警察から被害を受けたという公共運輸ソウル京仁江原バス支部のユン・ジョンヒ事務局長も証言した。 ユン事務局長は20日に平昌警察に強制連行される時に性暴力を受け、 後手に手錠をかけられて傷害を受けたと話した。

ユン事務局長は「男性警官が連行するとき、わきに手を入れて胸を触った。 直ちに抗議すると『手袋をしているので法的に問題ない』と話した。 写真を撮れと大声を張り上げたが、緊急な状況だったので証拠資料も残せなかった」と述べた。 また「この前まで後手の手錠でついたアザがあった」とし、当時の苦痛を訴えた。

ソン弁護士は「後手に手錠をかけると負傷する憂慮が高く、 自由を大幅に制約し、逃走の憂慮があるか他の人を害する可能性がある時にのみ使うが、 警察は勝手に内部指針を作って後手の手錠を原則にしている」と指摘した。

一方、平昌郡庁の関係者は 「秘書室を通じてまず面談要請をするべきだったのに、 手続きを無視して十何人が郡守室に入ってシュプレヒコールをあげ、プラカードをかけた」とし 「正式に面談要請をしろと言い争っている間に秘書室長は手に切り傷を負った」と主張した。

平昌警察署の関係者は 「男性警官がセクハラしたとのいうのは全く事実ではなく、 手袋をして手首を引き寄せただけ」と述べた。 また「この人がずっと動かないので(後手に手錠を)かけた」とし 「人権委で調査して要求があれば従う」と付け加えた。

平昌運輸支会は平昌運輸免許権回収、バス公営制実施を要求して昨年12月2日に全面ストライキに突入、75日間ストライキを続けている。 支会は平昌郡庁が免許権を回収してバス公営制を実施しろと主張した。 平昌運輸も免許権返却の意思を明らかにしたが、郡庁は責任がないという言葉を繰り返すだけだ。 そのため支会は郡庁に責任を問うため平昌郡長に面談を要請したが、 郡守は5分で面談終了を宣言して退去を要求した。 彼らが出て行かないので待機していた警察が直ちに郡守室に入り、現場にいた組合員を強制連行した。

平昌運輸支会のストライキはさらに長期化する予定だ。 平昌郡庁交通課の関係者は 「郡がバス運営を担当しろと主張するが、難しい側面がある」とし 「郡庁が使用者側に文書も送り、雇用労働庁と仲裁の場も作ったが、 6次交渉で業者が廃業の意思を表明した」とし、 民間事業場の労使問題にこれ以上介入するのは難しいと明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-02-19 08:17:15 / Last modified on 2017-02-19 08:17:21 Copyright: Default

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