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星州・金泉住民が民主党の汝矣島党本部を占拠

「THAAD配置撤回を党論にしろ」

チョン・ウニ記者 2017.01.11 19:55

星州と金泉の住民たちがトブロ民主党に対し、 THAAD配置撤回を党論に定めることを要求し、 汝矣島の党本部を占拠した。

THAAD配置撤回星州闘争委員会と金泉市民対策委員会、 円仏教星州聖地守護非常対策委員会と平和と統一を開く人々など、 地域、平和、宗教団体60余人は1月11日午後3時40分頃、 ソウル市汝矣島のトブロ民主党本部の5階を占拠し、 民主党がTHAAD配置撤回を党論にするまで動かないと宣言した。

民主党の秋美愛(チュ・ミエ)などの政治家たちは、去年8月から個別にTHAAD配置反対の立場を明らかにしてきた。 それでも今も党論は何も決まっていない。 野3党は、特別委の構成は曖昧になっていて、最近では第一党の次期大統領として有力視される文在寅(ムン・ジェイン)もTHAAD推進は次の政権に渡すべきだとして根本的な対策を避けた。 THAAD配置はキャンドル市民革命の立法政策課題であり、 一方的に推進すべきではないという社会的共感も形成されているが、 政府も関与していない。

こうした、状況で星州と金泉の住民は占拠によって、 今回の国会臨時総会で第1野党として民主党の責任を果たせと要求した。 彼らは民主党が国防部とロッテの敷地交換契約を含むすべての配置手続きを即刻中断し、 また積極的に国会同意権行使をするよう要求した。 THAAD敷地提供に関するロッテと朴槿恵(パク・クネ)政権の政経癒着疑惑を国会が調査しろとも明らかにした。 これ以外にもTHAAD配置と韓日軍事情報保護協定の締結を強行した韓民求(ハン・ミング)国防部長官にも責任を問えと要求した。 また、これらすべての課題を履行するために、まず国会THAAD特別委員会を構成して第一歩を踏み出せと強調した。

星州と金泉の住民など、占拠に参加した人々は民主党本部事務所5階の進入路を占拠して、 約1時間半プラカードデモを行った。 党事務所の壁には「朴槿恵印THAAD強行即刻中断!」、「THAAD反対」等の文句をつけた。

民主党本部事務所を占拠した彼らは、 午後5時には社会変革労働者党、社会進歩連帯、参与連帯などの団体と共に、 民主党本部事務所の前で共同記者会見を行い、再度民主党にTHAAD配置撤回党論の要求に力を集中した。

THAAD配置撤回星州闘争委キャンドル守備隊のノ・ソンファ団長は 「われわれは今日朝飯を取って党舎前にきた。 われわれは明らかな答弁を聞かせてもらう」とし 「THAADが撤回されるように、必ず党論にしなければならない」と訴えた。

THAAD配置反対金泉市民対策委のキム・ジョンギョン共同委員長は 「6か月間の長い闘いをしてきた。 われわれはこれ以上退く所がない。 第一党としての国家安保は、守旧の安保ではなく大韓民国の安保、生存権のためにTHAAD配置撤回を党論にしろ」と要求した。

一方、住民たちはこの日の午後に汝矣島に到着した後、 約1時間半民主党本部事務所に入れず、バスや道で待機しなければならなかった。 100余人の戦闘警察が施設を保護して進入を阻止したためだ。 現場の警察関係者は記者に民主党が施設保護要請をしたと明らかにした。 しかし民主党は事実無根だと確認した。 ひとまず住民を党事務所に入れた民主党は、敷物と茶菓を提供して事態を収拾した。

平統サのチョ・スンヒョン平和軍縮チーム長は 「民主党は星州、金泉の住民が話しにきたのだから、 少なくとも党役員でも来て話を聞くべきではないか」とし 「警察に住民を防いでくれと言ったというのだから理解できない」と指摘した。

記者会見の後には10数人が民主党本部事務所に残ってデモを続ける予定だ。 主催側は、占拠デモが少なくとも臨時国会の期間まで続くと明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-01-22 04:58:40 / Last modified on 2017-01-22 04:58:42 Copyright: Default

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