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弾劾採決一日前…国民の声を防ぐ国会

国会敷地内の討論会、デモ行進、すべて不許可

キム・ハンジュ記者 2016.12.08 22:41

国会は朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾訴追案採決の一日前、 国民の声をすべて防いだ。 約5千人の市民は午後7時に汝矣島産業銀行の前で「主権者時局大討論会」を開き、 午後8時頃に国会包囲デモ行進をしようとしたが、警察が車壁を作り、市民と衝突した。

国会包囲デモ行進は200本の幟を立てて「国会人間の帯」で進める予定だった。 5千人の市民はデモ行進が阻止されると、警察の車壁を幟で覆った。

[出処:キム・ハンジュ記者]

警察は午後8時50分頃、労働党の車両を牽引しようとして、労働党の党員と対峙した。 警察の関係者は「車両が不法駐車しているので牽引する」とした。 だが労働党は「車両を戻すためにUターンしているときに突然警察に止められ、牽引車が配置された」と伝えた。

市民は車壁の前で討論会を続けた。 退陣行動のパク・ソグン常任委員は 「万一、(朴槿恵大統領弾劾訴追案が)否決されれば国会を解散させ、 大統領を退陣させなければならない」とし 「広場の国民が力を合わせて、朴槿恵政権の積弊を清算しよう」と話した。

セウォル号遺族のパク・ヘヨン氏は 「セウォル号惨事の時に多くの国民がキャンドルを持って国家の存在とは何かと尋ねた」とし 「私たち(遺族)が戦って、キャンドルが松明に燃え上がることができたと言ってくれる市民がいてありがたい。 皆さんが共に戦えば、セウォル号の真相を糾明することができ、国を変えられる」と訴えた。

[出処:キム・ハンジュ記者]

中小商工人時局会議のイム・テヨン代表は 「国政壟断ゲートの本質は財閥」だとし 「この戦いは朴槿恵大統領を下野させる戦いではなく、 第2、第3の朴槿恵崔順実を防ぐ戦いだ。 財閥を解体して、セヌリ党を政界から退出させなければならない」と声を高めた。

この討論会は本来朴槿恵政権退陣非常国民行動(退陣行動)が国会内の広場で進めようとしたが、 7日に丁世均(チョン・セギュン)国会議長が許可しなかったため、国会外で進められた。

丁世均国会議長は国会内の広場市民討論会について、 「国会議員の自由な議院活動と意思表現を制限しかねない」という理由で認めなかった。 だが丁議長は「国会正門前の集会は認め、車壁は作らない」と退陣行動側に伝えた。 国会外の集会、デモ行進を保障するという丁議長の言葉と違い、警察は車壁をつくり、市民のデモ行進を防いだ。

[出処:キム・ハンジュ記者]

退陣行動は丁議長の国会広場討論会不許可について 「主権者は意思表明の権利を持っており、その代理人である国会はこれを受け入れ、反映する義務を負っている。 国会議長がいかに本末が転倒した考え方をしているのか、 韓国政治の現状が果たしてどうなのかを見せる情けない決定」だと伝えた。

集会参加者は 午後10時10分に解散した。

弾劾訴追案が採決される12月9日にも 午後1時半から本会議が閉会するまで、 国会前で時局大討論会を続ける予定だ。

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-12-09 00:58:42 / Last modified on 2016-12-09 00:58:43 Copyright: Default

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