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先進国G7の品格高い最近のデモ文化

警察の制止に服従しない市民の抵抗が国の品格を高める

チョン・ウニ記者 2016.11.24 21:10

最近の朴槿恵(パク・クネ)退陣を叫ぶキャンドル集会に対し、右派と保守言論は成熟した市民意識を見せたと称賛一色だ。 さらに先進国だの国格だのを云々しながら非暴力・平和デモで法と秩序をしっかり守ることで先進国に進入することができると強調する。 では右派と言論が羨望する、いわゆる国格の高いG7国家の実際のデモの姿はどうだろうか?

韓国の右派が格別に愛情を持っている米国。 その米国で最近、火炎瓶までが登場する最も激烈なデモが起きた。 米国は11月初めの大統領選挙で勝利したドナルド・トランプに反対する激しいデモで苦労した。 特に一番強硬なデモが起きたのは、ベトナム反戦運動で有名な自由と平和の都市、サンフランシスコ。 サンフランシスコのベイエリアでは、デモ隊数百人が通りと高速道路、大学のキャンパスでデモを行ったが、道路はそれこそ修羅場になった。 ごみ箱は焼かれ、コカコーラの瓶は火炎瓶に急変して、広告看板に投げつけられた。

▲トランプ反対デモ[出処:デモクラシー・ナウ]

紳士の国、英国でも路上での衝突は多い。 3月に英国のロンドンでは、天上知らずに沸き上がった賃貸料の問題で、学生は大学の建物にのろしをあげ、大学総長の人形を道路で燃やすなどのデモを行った。 デモに参加した人々は、「世界の名門大学」に選ばれるロンドンカレッジの大学生。 彼らは2009年から寮費が急上昇して、6年間で56%も上がったことが、デモにつながった。

英国の大学生は2014年には登録金の廃止を要求して議会の広場に進入することもあった。 デモは平和に続いたが、学生が議会広場に到着すると、警察が阻止し始めたことで衝突が起きた。 警察は議会周辺に鉄条網を設置して防いだが、学生の一部はバリケードを越えて議会建物の近くまで到達した。

▲英国の不動産政策に対する大学生の抗議デモ[出処:バイス・ドットコム画面キャプチャー]

ヨーロッパ経済危機の後、韓国の右派から脚光を浴びているドイツではどうか? ドイツの首都ベルリンでは、忘れたころになると一度激しいデモが起きるが、 そのために路上が完全に混乱するのは既定事実だ。 7月にもここでは警察が「この5年間で最も攻撃的で暴力的」と呼ぶ程に激しいデモが起きた。

警察が社会運動の拠点を強制撤去しようとしたことで、 活動家たちは周辺の車両を燃やして激しく抗議し、衝突が起きたが、 彼らは石や爆竹、ガラス瓶を警察に投げて抵抗した。 警察側はペパースプレーとこん棒で対応したが、デモ隊の激しい抵抗で鎮圧に失敗した。

▲ドイツ強制退去反対デモ[出処:ドイチェ・ヴェレ画面キャプチャー]

ドイツの隣のフランスでも、今年のはじめから政府の一方的な労働法改悪に反対し、 いわゆる「暴力デモ」が起きて全国が揺れた。 青年と労働者たちは火炎瓶と石を投げてデモを行い、警察は盾とこん棒で対応した。 双方間での体あたりもしばしば激しく展開された。 警察の車はデモ隊が置いた火により焼かれてしまった。

▲フランス労働法改悪反対デモ[出処:フランス24画面キャプチャー]

イタリアでは米軍基地に火炎瓶を投げた。 11月初めの米国大統領選挙の後、イタリアの社会運動は 「ヒラリーであれトランプであれ、私たちにとっては同じ、米軍は帰れ」とデモを行い、 この過程で数十人が米軍基地に火炎瓶を投擲した。

イタリアではまた10月に大学生が50の都市でデモを開き、政府の教育予算削減などに抗議したが、 この日のデモも韓国の右派が見れば「暴力デモ」だった。 彼らは大学を占拠したり、街頭では警察と激しく体当たりをした。

▲イタリア大学生の教育予算削減反対デモ[出処:RT画面キャプチャー]

2010年に火炎瓶を投擲しながらG20首脳を出迎えたカナダでも「暴力デモ」はよくある。 今年の11月、ドナルド・トランプ当選後に、数百人が通りを行進すると、警察が阻止したため石を投げて抗議し、 10月には議会の前に設置された警察のバリケードを越えた。 200人ほどののデモ隊は、タールサンド政策に反対するために議会へとデモ行進し、 警察のバリケードの前で止まらずにデモ行進を固守したのだ。 この日の衝突で99人が一時拘禁された。

▲沖縄米軍基地反対デモ[出処:ジャパンタイムズ画面キャプチャー]

G7の最後の国、日本でも沖縄では米軍基地と犯罪に抗議する激しいデモがあった。 6月、沖縄では5万人が集まり、2か月前に若い女性を強姦して殺害した米軍関係者を糾弾して大衆デモを行ったが、 このデモは数十年間に積もった鬱憤ほどに激しく進められた。

このように、G7国家でもデモはしばしば非常に激しく行われる。 いわゆる「暴力デモ」がない所がない。 だがたいていは、デモ隊の物理的行動を呼ぶのは政府と警察だ。 警察がデモ隊を阻止したことで衝突が始まり、デモ隊も警察の制止に服従しなかった。

アルジャジーラは米国で起きたデモの形態を分析して、 「米国の歴史で暴力デモか非暴力デモかを決めたのは、 当局がデモ隊にどう対応したかの問題」と指摘した。

付記
* G7は主要7か国で、フランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダをいう。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-11-26 14:00:41 / Last modified on 2016-11-26 14:00:43 Copyright: Default

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