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ユソン支会「鄭夢九出てこい」現代車本社前で無期限座り込みに突入

用役大挙投入、大小の小競合いも…警察は座込者2人を連行

パク・タソル記者 2016.05.17 20:42

▲警察が抗議座り込みをしていた喪主クク・ソッコ組合員を持ち上げて動かしている[写真/ジョンウン記者]

ユソン企業の労働者たちが現代車の鄭夢九(チョン・モング)会長との面談を要求して、 良才洞にある現代車本社前で無期限闘争に突入した。 これを防ぐために大挙用役が投入され、座込者と大小の小競合いが起き、 警察は座り込みをしていた2人を連行した。

▲良才洞現代起亜グループ本社前でユソン労働者とユソン氾国民対策委が記者会見を行った[写真/ジョンウン記者]

金属労組ユソン企業支会、ユソン企業汎市民対策委員会は5月17日午後1時、 ソウル市良才洞の現代自動車本社前で記者会見を行い、ユソン企業と現代車に対する集中闘争を宣言した。 ハン・ガンホ烈士が自決してから62日目になる日だった。 ユソン企業支会などは「烈士の死を追慕していても足りない時間にユソン企業-現代車は労組破壊工作を続けた。 裁判所による『御用労組設立無効』判決をあざ笑うかのように会社は第3労組を作り、 組合員への懲戒弾圧を止めない」と集中闘争の理由を明らかにした。 特に先日、一人の組合員がまた自殺を暗示する携帯メッセージを送ったことで、 ユソン支会嶺東工場労働者たちが我を忘れて探しまわったエピソードを紹介しながら 「これ以上の死を止めるために、現代車に対する集中闘争を宣言する」と明らかにした。

記者会見は、最初から容易ではなかった。 先に集会申告を出したと主張する現代車の関係者と用役が追しかけて記者会見を妨害した。 彼らは記者会見に集まった人々を暴力で引き出した。

▲記者会見横断幕を奪われないようにしっかり握る人と、奪おうと叫ぶ現代車職員[写真/ジョンウン記者]

▲現代車が雇用した用役の暴力で記者会見参加者が苦しがっている[写真/ジョンウン記者]

なんとか開かれた記者会見で、ユソン企業嶺東支会のキム・ソンミン支会長は 「烈士が亡くなってちょうど2か月になる。 現場での苛虐的労務管理により人が死んだのに、誰も責任を取ろうとしない」とし 「全てを妨害するユソン企業、現代車に責任を問うために、ここにきた。 この戦いが終わらなければ帰れないので、ここで死ぬほかはない」と明らかにした。

故ハン・ガンホ烈士の兄で、喪主のクク・ソッコ嶺東支会組合員は 「60日間弟の葬儀を行うことができない。 弟が母の夢に出てきたが、とても想像できない姿だったという。 母が弟の夢を見た後には食事を拒否し、部屋で横になっている」とし 「私たちにやってきた労組破壊、最後まで見届けよう。 私もまたここで最後まで闘争する」と宣言した。

▲遺影を胸に抱いた故ハン・ガンホ烈士の兄クク・ソッコ組合員[写真/ジョンウン記者]

▲ユソン支会組合員の間で場所取りをしようとしている現代車用役[写真/ジョンウン記者]

民主労総のチョン・ヘギョン副委員長は 「財界の順位を争う現代車が、協力社と共に『共生協力プログラム』を作って回している。 協力社に対し、再無教育などの全てに直接介入し、その上に労組破壊工作までした」と話した。 チョン副委員長は「これ以上、現場で労組破壊工作のために死んでいく同僚を見たくないというのが私たちの気持ち」とし、現代車に責任を要求した。

変革党のイ・ジョンフェ代表は、現代車の経営方式を批判した。 イ代表は「労働者の月給を削って利益をあげ、それがだめなら民主労組を破壊して利益を上げるのが経営か」とし 「鄭夢九の息子、鄭義宣(チョン・ウィソン)は財閥3世で、豊かな家に生まれたという理由でこの大きな企業を食いちらしているが、これが世襲でなければ何か」と怒った。 続いて「労働者が抵抗すれば用役を呼び、車で突っ込み、消火器で殴りつけるが、これを鄭義宣が真似しないはずがない」と話した。

午後2時30分頃に記者会見が終わり、参席者はその場に座り込んで鄭夢九会長との面談を要求した。 用役が座っている人々の隙間を広げようとして、大小の衝突が起きた。 大学生の参加者、イ・テヨン氏は「6人から集団暴行を受けた」と明らかにした。 瑞草警察署は「記者会見を装った不法集会を中止して、他人の集会場所から出て行け」としユソン企業支会記者会見の参加者に解散命令をした。

▲座り込みの参加者は強制的に警察にごぼう抜きされた[写真/ジョンウン記者]

記者会見の参席者が発言を続けると、午後5時頃に警察の連行作戦により2人が連行された。 残った座込者約30人は午後8時現在、現代車本社前を守って座り込みを続けている。

▲現代起亜グループ本社前の碑石の前のようす[写真/ジョンウン記者]

▲現代起亜グループ本社前で座り込みをする参加者[写真/ジョンウン記者]

▲警察の解散作戦でハナロスーパー側に押し出されたユソン支会の労働者たち[写真/ジョンウン記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-05-22 18:12:24 / Last modified on 2016-05-22 18:12:25 Copyright: Default

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