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業者不正暴露で解雇された大邱南区庁清掃労働者が全員復職

「大邱市すべての公共機関、用役勤労者保護指針を守れ」

キム・ギュヒョン記者 2016.05.04 16:07

5月2日、賃金着服などの南区庁清掃用役業者の不正を明らかにした環境美化員12人が復職した。 不正業者が契約解約された12月から4か月目だ。

南区庁はJ環境の賃金着服などの不正を確認し契約を解約した。 その後、環境美化員12人の雇用継承を条件として新しい代行業者の選定を始めた。 だがJ環境が解約仮処分申請を出したため、2か月間、入札公告も出せなかったが、 仮処分申請はすぐに棄却された。 南区庁は南区だけでなく、大邱市全域の生活廃棄物収集運搬業者を対象として入札公告を出し、 合計8つの業者が入札に応じた。

新業者と初めての業務を始めた環境美化員は、この日の午後4時に南区庁の前で 「南区庁生活廃棄物収集運搬第2区域代行業務再開歓迎記者会見」を開いた。

4か月ぶりに作業服を着た南区庁環境美化員支会のキム・ウイル支会長は 「300日ほど経ってまた仕事を始めるので感慨が新ただ。 多くの仲間たちの連帯と支持に報いるためにも、これから労働者の本分をつくして生きていく」と所感を述べた。

大邱一般労組南区庁環境美化員支会は 「何と4か月目だ。 解雇期間に支払われなかった賃金と退職金も受けとれず、生計が苦しかった」とし 「いよいよ新しく清掃業務を始める。 大邱で初めて契約期間に契約解止を断行した南区庁と、 大邱市全域で入札しろと勧告した大邱市監査官室の労苦に感謝する」と明らかにした。

続いて「競争入札による落札率の低下で労働者の賃金は月30万ウォン程度下がり、 食費、被服費などの福利厚生費も非常に足りない。 夜間手当てが策定されていない問題と、原価調査の問題も残っている」とし 「われわれはこれからも労働者の権利を取り戻すための闘争を止めない」と明らかにした。

大邱一般労組のイ・スンミン委員長は 「労働者の権利を取り戻す闘争の被害はそのまま南区民と現場労働者に行った。 初めから南区庁がきちんと管理監督をしていれば起きなかったこと」と指摘した。

民主労総のクォン・テクン大邱本部長も 「公共機関が公共部門の用役勤労者保護指針をきちんと守っていないことから問題が始まった」とし 「今回のことを契機として大邱市のすべての公共機関が指針をきちんと守るようにしなければならない」と声を高めた。

南区庁は今後、こうした問題が発生しないように、 清掃代行業者から口座入金依頼確認書を受けている。

昨年12月に解約された南区庁のJ清掃業者は 「公共部門用役勤労者保護指針」により算定された賃金よりも100万ウォン以上少なく支払い、 現場人員を虚偽報告する方法で賃金を着服した。 これについて大邱一般労組は昨年6月から契約解止などを要求して問題を提起し、 その過程で組合員5人が全員解雇されて問題になった。

付記
キム・ギュヒョン記者はニュースミンの記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(ニュースミン/チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-05-05 16:22:37 / Last modified on 2016-05-05 16:22:38 Copyright: Default

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