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「現実政治に腹が立った」、全北アングリーオンマ連帯発足

全北地域のお母さんたちが自分の名前をかけて政治行動を宣言

ムン・ジュヒョン記者 2016.02.29 17:30

「大韓民国は、すべての権力が国民から出てくる民主共和国です」

2月26日、全北教育庁2階のブリーフィングルーム、 手に持った記者会見文を丁寧に読んでいくチョ・ヘギョン(56)氏の声は震えていた。 生まれてこれまでカメラの前に立ったことがないチョ・ヘギョン氏は、 これまで誰かのお母さんとだけ呼ばれた。 誰それのお母さんとして、政治・社会的問題について話すことは容易なことでない。

セウォル号惨事、歴史教科書国定化、ヌリ課程、開城工業団地閉鎖、屈辱的韓日慰安婦交渉など、 朴槿恵政権の失政に怒ったお母さんたちが政治行動に出た。

この日、ブリーフィングルームで十数人の主婦が「教育行動アングリーオンマ連帯」の発足を宣言する記者会見を行った。 たとえ「誰それのオンマ」というレッテルは取れなくても、 合計365人の主婦などの女性たちが堂々と自分の名を連ねてアングリーオンマの発足に参加した。 彼らはこれから無能な政治家たちへの対応と、セウォル号惨事2周期を迎えた行動に積極的に動く意向を明らかにした。

彼らは「わたしたちオンマにとって政治なんて距離が遠い話だと思った」とし 「無関心が無知につながったが、これ以上お母さんたちの無知と傍観で子供たちが国家権力により、 崖っぷちに追い出やられるようなことには沈黙しない」と話した。

また、彼らはセウォル号、ヌリ課程、 慰安婦交渉などの情勢に対して次のように評価した。

「セウォル号2周年が近付いてくる現時点にも、 相変らず真相調査どころかむしろ妨害の状況が続いている。 こうした残酷な死は遺族だけのことだろうか?」

「ヌリ課程は現大統領の保育公約で、中央政府が責任を持って進める政策だったが、 財政支援の責任を地方自治体と地方教育庁に押し付け、 これに従わない道教育委員長と地方自治体を圧迫し、 これを見守る保護者を不安と混乱の中につき落とした」

「現政権が内容を明らかにすることを憚る屈辱的な『韓日慰安婦交渉』は、 この国家の無力により痛恨の生活を送った慰安婦おばあさんとその子孫、 同じ時代を生きた独立活動家とその子孫、 そして私たち国民の意思とは無関係に、 不可逆的という復帰できない但し書きまで付け、 日帝と親日派に免罪符を与えてしまった。 果たして誰の政府か?」

彼らは選挙の時にはお母さんたちの要求と反対になる議院活動を展開した全北地域の政治家を明らかにし、 公開するなど多様な方式の選挙運動を展開する予定だ。

そしてこれから 「光州に続いて全北にも生まれたアングリーオンマ連帯が 全国に広がることを望む」とし 具体的な行動内容と性格は、3月6日に全北教育庁ブリーフィングルームで明らかにすることにした。

付記
ムン・ジュヒョン記者はチャムソリの記者です。この記事はチャムソリにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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