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全羅北道全州に建設された「平和の少女像」…「日本は謝罪しろ」

全羅北道に全州と群山に平和の少女像

ムン・ジュヒョン記者 2015.08.14 13:05

全羅北道全州市に 12番目の平和の少女像が作られた。

全北地域50以上の市民社会団体で構成された 「全羅北道平和の少女像建設市民推進委員会(以下市民推進委)」は、 光復70周年の二日前の8月13日午前11時、 全羅北道全州市の韓屋マウルに近い豊南門広場(記憶の広場)で平和の少女像除幕式を開いた。

[出処:チャムソリ]

平和の少女像は、日本の慰安婦問題について、 日本政府の謝罪と賠償を要求する水曜デモ(駐韓日本大使館の近くで毎週水曜の午後12時に行っているデモ)が1000回を迎えた2011年12月14日を記念して、 駐韓日本大使館の前に設置された。

その後、国内だけでなく、米国や日本などの地に平和の少女像が広がり、 日本軍による性奴隷犯罪の実状を知らせる媒介になった。 全北地域では2人の女子高生が昨年に提案されたことが契機になり、 市民社会団体が一致協力して4月28日に市民推進委員会を構成し、 平和の少女像建設運動を展開した。

その結果、6448人の市民が平和の少女像建設のための推進委員に名前を連ね、 283の団体や組織も参加した。 建設のための基金も1億2851万4160ウォンが集まった。 平和の少女像の製作は、原作者のキム・ソギョン・キム・ウンソン作家と地元の芸術家キム・ドゥソン作家が引き受けた。 市民推進委員会のパン・ヨンスン代表は 「奇蹟だ。5千万ウォンを目標に始めた募金はそれをはるかに超え、 141人の推進委員を集めてきた高校生から、200人ほどの推進委員を集めた80代のおじいさんまで、 各界各層が建設運動に参加した」と所感を明らかにした。

[出処:チャムソリ]

8月13日に開かれた平和の少女像除幕式は、 金承洙(キム・スンス)全州市長、金承煥(キム・スンファン)全北道教育監、ユン・ジョングァン民主労総全北本部長などの組織や団体の関係者をはじめ、 約300人の市民が参加した。 また、日本軍慰安婦被害者として全世界を回り、 日本政府の謝罪を要求してきた金福童(キム・ボクトン)、 吉元玉(キル・ウォノク)おばあさんも参加した。

金福童(キム・ボクトン)おばあさんは 「平和の少女像は、日本軍慰安婦被害問題を知らせるものだが、 多くの学生など子供たちにとっては歴史の勉強にもなる」とその意味を市民に伝えた。

続いて、「8月15日に韓国は解放されたが、 私たちにはまだ解放が来ていない」とし 「日本に行って日本政府の謝罪も要求したが、 多くの朝鮮の小さな少女や子供たちを徴用などで犠牲にしたことについて『申し訳ない』の一言もない。 小学生でも知っていることに知らないふりをするので腹立たしい」と話した。

また、金福童おばあさんは、 平和と統一の重要性も強調した。 金おばあさんは「同族どうしが戦ってはいけない」とし 「この土地で二度と戦争のような事を起こさないためには、 南と北が統一を実現し、平和を開かなければならない」と話した。

[出処:チャムソリ]

これに先立ち、8月12日には全北道群山市の金鉱洞にある東国寺の境内で 「群山平和の少女像」除幕式が開かれた。 これで全羅北道には全州と群山の2か所に平和の少女像が建設された。

付記
ムン・ジュヒョン記者はチャムソリの記者です。この記事はチャムソリにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-08-16 04:19:27 / Last modified on 2015-08-16 04:19:28 Copyright: Default

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