韓国:甲乙オートテックの新種労組破壊で暴力事態続く | |||||||
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甲乙オートテックの新種労組破壊で暴力事態続く金属労組や忠南の市民社会団体が労組破壊犯の「拘束」を要求
チョン・ジェウン記者 2015.05.28 18:51
甲乙オートテックの労働者と忠南市民社会団体は、 使用者側の新種労組破壊工作により生産現場での暴力事態が絶えないとし、 労組破壊の核心主犯を拘束しろと検察と裁判所に要求している。 全国金属労組忠南支部甲乙オートテック支会は5月27日午前11時、 大田地方法院天安支院で記者会見を開き、 暴行された金属労組組合員の被害事実を明らかにした。 4月30日に新入社員から暴行され、肋骨の骨折で病院で治療を受けている組合員のユン・ソクホ氏は、 記者会見で当日の状況を伝えながら 「暴力事態以後、現場のあちこちで起きている脅迫と暴力で、 今は会社に出勤すること自体が恐怖だ」と話した。 ユン氏は「不安と恐怖で我慢できない状態で、今、工場のあちこちは爆発の一歩手前」とし 「もっと危険な状況にならないように、検察と裁判所は早く判断して責任者と暴行行為者を処罰しろ」と述べた。 甲乙オートテック企業労組に加入した新入社員は4月30日の午前6時20分頃、 工場の鉄門をバリケードで封鎖して金属労組幹部の出入りを止め、 彼らを暴行した。 この過程で金属労組の幹部と組合員約10人が怪我を負い、 組合員のイ某氏は脳骨折、脳出血と耳骨骨折で病院に運ばれ、 手術を受ける状況まで発生した。 5月8日と21日にも暴力事態が発生した。 被害者の金属労組組合員パク・ヒョンセン氏は入院していたが記者会見に出てきて、 企業労組の委員長ソン某氏から暴行されたと証言した。 パク氏の話を総合すれば、企業労組側はパク氏に金属労組脱退と企業労組加入を懐柔し、 パク氏がこれを拒否したため報復行為をした。 パク氏は「企業労組の委員長は私に嫌がらせを続けてきたが、 結局8日に現場で勤務している私のところに来て、 拳と膝、足で私の顔と腹部などを攻撃するなどむちゃくちゃな暴行をした」とし 「また21日には廊下で会った私に熱いお茶を浴びせ、腕力を振るうなどの暴行をし、 消火器まで持ち上げて威嚇した」と話した。 続いて「暴力事態が1回や2回ではない。 私以外にも被害者が病院で治療を受けているのに、 不法労組の委員長と用役は何もなかったかのように現場で大手を振って歩いている」とし 「とてもくやしくて憤りが爆発する」とした。 パク氏は暴行を受けて股打撲傷、腰捻挫など全治3週間の診断を受け、病院で入院治療を受けた。 パク氏などの被害者と金属労組は、加害者を暴行容疑で告訴・告発したが、 これも企業労組側が集団暴行を受けたとし、逆に被害者を逆告訴したと反発した。 甲乙オートテック支会のイ・テヒ支会長は 「労組破壊を目的に採用された元警察、特戦司令部出身の新入社員が大挙加入している企業労組が、金属労組の組合員に暴力をふるっている」とし 「彼らは暴力は猟奇的だ。 8日には業務で配置されたリフト車を引っ張って金属労組組合員に接近し 『轢くぞ』と脅迫し、暇さえあればリフト車をつかって険悪な雰囲気にしている」と伝えた。 続いて「労働部の特別勤労監督が終了してから1か月経った。 4月30日に金属労組組合員への集団暴行事件が発生したが、労働部と検察、裁判所の微温的な措置で暴力の発生が続いている」とし 「検察と裁判所は今日すぐ暴力行為者とこれをそそのかした者たち、 労組破壊を企画したすべての者たちを拘束し、組合員から隔離しろ」と要求した。 民主労総世宗忠南本部のクォン・オデ副本部長は 「労働者の職場が企業労組と労組破壊傭兵の野蛮な集団暴力行為場に変わっている」とし 「検察と裁判所の遅い対応と時間稼ぎは事態を大きくするばかりだ」と指摘した。 労働側のキム・サンウン弁護士は 「新種の労組破壊と複数労組設立・維持支配介入などの不当労働行為、無差別暴行など、すでに証拠は充分だ」とし 「労組破壊傭兵の核心である新入社員のキム某氏と甲乙オートテック社主の朴孝祥(パク・ヒョサン)、イム・テスン代表理事、企業労組委員長のソン某氏に迅速に拘束令状を発行し、 裁判所はこれを執行しろ」と要求した。 一方、暴行事件に関連して、 企業労組の委員長ソン某氏とは28日の取材ができなかった。 企業労組の関係者は取材要請に 「委員長は席を外しており、いつ戻るか分からない」とだけ語った。 忠南地域の市民社会団体と政党などは 「甲乙グループの新種労組破壊は民主主義に逆行し、人権を踏みにじる行為」とし、 5月28日の午前11時に大田地方法院天安支院で記者会見を開いた。 彼らは検察と裁判所が関係者を拘束処罰しなければ事態の解決は遅れると強調した。 暴力事態について彼らは 「甲乙グループの新種労組破壊疑惑が本格的に提起される直前の去る3月、 グループ副会長と役員が甲乙オートテック支会の幹部を集団暴行した後、 現在も暴力が日常になっている」とし 「事前に予防できたはずの事件なのに、労働部と検察、裁判所の安易な対応で起きた」と指摘した。 甲乙オートテックは昨年12月29日、全機能職の10%を超える約60人を大量に採用した。 現在、新入社員のうち53人が3月12日に設立された企業労組に加入した。 金属労組と新政治民主連合環境労働委の議員などは、 使用者側が金属労組に対抗して複数労組を設立する目的で事前に準備し、 新入社員を採用した「組織的偽装就業」とし、証拠資料を暴露した。 この資料によれば、使用者側は労組破壊計画を実行するためにブローカーを雇用し、 元特戦司令部や警察出身者を傭兵として募集し、事前教育した。 また、新規採用者のうち、組織責任者(チーム長)になった人には釈然としない高額の手当てを支給した。 付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2015-05-30 13:07:27 / Last modified on 2015-05-30 13:07:28 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |