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「月城1号機閉鎖」寺刹徒歩巡礼

脱核教授の会イ・ウォニョン教授、五日間で106km歩く

イ・ジョンホ記者 2015.05.27 17:46

▲「月城1号機ご苦労さま!」五日間の寺刹徒歩巡礼を始めるにあたり月城原発前に立ったイ・ウォニョン水原大教授。[出処:イム・スピル]

水原大のイ・ウォニョン教授は5月17日から21日までの五日間、 月城1号機を出発して、骨窟寺と祗林寺、吾魚寺、仏国寺、神興寺を歩いて回る寺刹巡礼を始めた。 「月城1号機ご苦労さま!」と書いたプラカードを持って 「月城1号機の閉鎖を願う寺刹徒歩巡礼」の106kmを歩いたイ・ウォニョン教授は、 脱核エネルギー教授の会の共同執行委員長をしていて仏教生命倫理協会の執行委員でもある。

イ・ウォニョン教授は出発の1週間前に祗林寺の住職、ジョングァン僧侶と吾魚寺の住職、カグォン僧侶、仏国寺の住職、チョンウ僧侶、神興寺の住職、ミョギョン僧侶に巡礼道中に一晩、寺で泊めてほしいという手紙を書いた。 5月17日午前8時、イ教授は月城1号機が見える慶北道慶州市陽南面の陽南聖堂前の駐車場から巡礼の第一歩を踏み出した。 この日の午前、蔚山市北区住民会イム・スピル代表が共に巡礼をした。 韓国水力原子力月城原子力本部正門の前には「対策なき核政策で近隣の住民は皆死ぬ」、 「住民の対立を助長する原安委は覚醒しろ」と書かれた月城1号機近隣地域住民対策委員会の横断幕が掲げられていた。 片隅では韓水原経常警備非正規職労働者たちが無期限テント座り込みをしていた。 午後には送電塔反対の戦いをしていた密陽のペ某氏が共に歩いた。 月城1号機を出発し、骨窟寺を経て祗林寺まで、初日に歩いた距離は22kmだった。

二日目は時々雨が降った。 祗林寺を出発して祗林路を歩く間中、車道は送電塔と送電線がいっぱいあった。 20kmを歩いて吾魚寺に到着した。 住職のカグォン僧侶が外出中で、近くの慈蔵庵のカクチョン僧侶と会った。

三日目の巡礼道は吾魚寺を出発し、吾魚池遊歩道とオミゴル渓谷道を経て、 チュリョンジェ山道をずっと歩いた。 23kmの山道を歩き、石窟庵についたのは夜10時、 仏国寺に降りてくると夜11時になっていた。

仏国寺住職のチョンウ僧侶はイ・ウォニョン教授一行が持ってきたプラカードに 「月城1号機を再点検して危なくないようにしてください」と書いた。 四日目の朝、仏国寺の一柱門から出た一行は、国道7号線で蔚山へと向かった。 蔚山に入ると、北区中山東の住民たちが一行をむかえて、共にキャンペーンをした。 イ・ウォニョン教授はこの日、北区大安洞の神興寺まで合計25kmを歩いた。

最終日の21日に神興寺を出発した一行は、五日前に出発した慶州市陽南面羅兒里の羅兒の海辺まで歩いた。 イ・ウォニョン教授と月城原発近隣住民、蔚山市北区住民は、ここで月城1号機の閉鎖を願う祭祀をした。 参加者らは「寿命がつきた月城1号機は、原発の専門家たちさえ危険だという施設なのに、 政府と韓水原は国際基準にも反して安全を無視している」とし 「寿命がつきた核発電所は閉鎖して解体しろ」と主張した。

イ・ウォニョン教授は「現行法では、原発事故がおきても誰が法的責任を取るのか分からないようになっている」とし 「今からでも朴槿恵(パク・クネ)大統領が決断して、月城1号機寿命延長決定を白紙状態に戻さなければならない」とした。 イ教授は「経済成長のために朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領が原発を導入した時には、 原発が危険だという事実をきちんと知らなかったが、今はそうではない」とし 「朴槿恵大統領は、安全と安保という国家の至上課題として寿命がつきた原発を閉鎖しなければならない」と話した。 イ・ウォニョン教授は「老朽原発を閉鎖することが原発の閉鎖市場を生み、新しい経済成長動力を作る突破口になる」と強調した。

付記
イ・ジョンホ記者は蔚山ジャーナル記者です。この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-05-29 10:02:54 / Last modified on 2015-05-29 10:02:56 Copyright: Default

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