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朴正煕元大統領の風刺画を描いた市民に罰金100万ウォン

「他の絵は不問、朴正煕元大統領の絵だけを処罰? 不敬罪」

パク・チュンヨプ記者 2015.05.18 13:49

▲プガジ氏のグラフィティ[出処:ニュースミン]

朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領を風刺した絵を描いた市民に対し、 罰金100万ウォンが宣告された。

5月15日、大邱地方法院のキム・ドヒョン判事(第7刑事単独)は 「財物損壊」の容疑で起訴された市民キム某(21)氏に罰金100万ウォンを宣告した。

「プガジ」というニックネームで活動するグラフィティアーティストのキム氏はね 去る11月6日、朴槿恵(パク・クネ)大統領生家に近い東城路の野外舞台など、 大邱の繁華街五か所に朴正煕前大統領を風刺したグラフィティ「パパチキン」を描いた。

当時、中区庁は大邱中部警察署に申告し、 証拠を確保した警察は11月末に起訴意見で検察に送検した。 その後検察は、キム氏に財物損壊の容疑で罰金100万ウォンを略式命令したが、 キム氏はこれを不服として正式裁判が開かれ、1審で敗訴した。

弁護人側はこの日の判決に「けしからん罪」が適用されたと指摘した。 キム・ヨンミン弁護士(法務法人パンソク)は 「財産の効用を害することが財物損壊で、(グラフィティは)財物損壊とは見られない。 また、他のグラフィティは不問にしてただ朴正煕大統領のグラフィティだけを問題視して起訴したのは、 事実上、元大統領に対する侮辱だと見て公訴を提起したのだろう」と反論した。

続いて「グラフィティは表現の自由に該当する芸術でもある。 この程度まで刑事処罰するのは理解できない」と付け加えた。

大邱民芸総のハン・サンフン事務局長は 「表現の自由が深刻に侵害される局面だ。 朴槿恵大統領批判ビラの配布者も大邱で拘束捜査されているのに、 こんなことまで摘発するのでは、これからどこまで市民が検閲されるのかわからない」と話した。

付記
パク・チュンヨプ記者はニュースミンの記者です。この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-05-20 03:14:33 / Last modified on 2015-05-20 03:14:34 Copyright: Default

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