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甲乙オートテック労組破壊疑惑の新入社員が金属労組組合員に暴行

「金属労組の出入を止めるため正門を防いで暴力」...使用者側「両方とも勤怠処理」

キム・ヨンウク記者 2015.04.30 18:03

新種の労組破壊疑惑で労働部の特別勤労監督と押収捜索を受けた甲乙オートテックで金属労組所属の労働者たちが暴行され、 手術まで受ける状況が起きた。 暴力をふるった職員は警察と特戦司令部出身が混じった平均40代後半の新入社員で、 金属労組と対立する企業労組を新しく作って加入し、労組破壊傭兵の議論まで起きている。

[出処:甲乙オートテック支会]

金属労組甲乙オートテック支会と使用者側関係者の話を総合すれば、 企業労組側の新規採用者は4月30日の午前6時20分頃から甲乙オートテック工場の鉄門を閉じてバリケードで塞いだ。 また、金属労組所属支会の横断幕などをナイフで破った。 この日の朝は甲乙オートテック支会の幹部と金属労組委員長、忠南支部の幹部が共に出勤宣伝戦と現場巡回をすることになっていた。 すでに支会は前日、労使協力室に金属労組幹部の現場巡回計画を知らせていたので、 金属労組幹部が工場に入るのは問題がなかった。

だが企業労組の新入社員らが 「私たちの会社に外部の人が出入りすることを止める」とし、バリケードを解除せずに金属労組の幹部を阻止した。 続いて支会のある幹部がバリケードを押し始め、企業労組の職員が支会の幹部に飛びかかり、 腕力で押し倒し、頭を傷つけた。 この過程で金属労組側の幹部と組合員10余人が負傷し、1人は頭蓋骨折および脳出血と耳骨骨折を受けて病院に運ばれた。

支会はこれら企業労組側の新入社員が業務開始時刻の午前7時40分をすぎ、 8時過ぎになるまで生産現場に復帰せず、 使用者側も暴力事態などに特別な措置を取らなかったことに対して疑問を示した。

支会の関係者はチャムセサンとの通話で 「企業労組側は正門を防ぐ権限がない。 彼らは現場で働く機能職社員でしかなく、その上、勤務開始時刻になっても正門を守っていた」とし 「当時、警察、使用者側の管理者がみんな見守っていたが、何も制止しなかった」と疑惑を提起した。 金属労組所属の組合員に集団リンチを示唆したのは使用者側ではないかということだ。

使用者側の労使協力室の関係者はこうした疑問に対し 「最初発生した事故は目撃できず、途中で消息を聞いて行き、知った」とし 「(企業労組の職員に)その話はした。 『会社の警備員も正門を塞いでいないのに、なぜそちらで正門を塞ぐのか?』 われわれは塞げと言ったこともなく、衝突も望んでいない」と反論した。 彼は勤務開始時刻を過ぎても正門を封鎖していたことについては 「黙認ではない。 両方とも作業場に入らなければ同じように勤怠処理をする。 どんな労組でも勤務をしなければ勤務をしなかったものとして処理する」と釈明した。

牙山警察署の関係者はこの日の暴力事態を黙認していたという労組側主張に対し 「元々出勤宣伝戦のために情報課から集会管理などのために出て行っていたし、 通報が入ってきたので、警備係迅速対応チームが後で出て行った」とし 「正確な経緯は調査している」とだけ述べた。

[出処:甲乙オートテック支会]

暴力事態が起きた後、新政治連合の国会環境労働委員らが論評で 「元特戦司令部や警察出身の労組破壊傭兵を大挙新規採用した事実は、 すでに会社入社願書などを確認した勤労監督官により確認された」とし 「複数労組許容による単純な労労対立ではないということが明白なのに、 労労間対立を言い訳として検察と雇用労働部が勤労監督行政や捜査を怠るのは 職務遺棄を超えた超憲法的な不法行為」と厳正な捜査を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-05-02 06:19:21 / Last modified on 2015-05-02 06:19:22 Copyright: Default

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