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甲乙オートテック、元警察の履歴がわかり言葉を変える

新入社員「履歴書虚偽記載採用取り消し」はどこに

チョン・ジェウン記者 2015.04.23 14:51

「新種の労組破壊」疑惑が提起された甲乙オートテックに元警察出身の新入社員が入社したことが明らかになったが、 使用者側は履歴書虚偽記載による採用取り消しなどの適切な措置をせず、 全国金属労組甲乙オートテック支会が反発している。

使用者側は「新種の労組破壊」の疑惑が提起されるとすぐ、 元警察出身者の新入社員は事実ではないと言って、 該当新入社員が履歴書を虚偽記載したとすれば就業規則により採用を取り消すと明らかにした。

金属労組と新政治連合国会環境労働委の議員らは、4月14日、 元警官が自分の履歴を隠して面接調査票に虚偽記載した新入社員、キム某氏の写真を公開した。 キム氏は2010年に101警備団に所属していたが、面接審査票には2006年3月から2014年9月まで某総合建設で働いていたと記載した。

新入社員のウ某氏はソウルのT警察署に所属していたことが分かった。 4月15日、甲乙オートテック支会が公開した写真資料によれば、 ウ氏は2009年の10月末まで警察に在職していたが、面接調査票に履歴を記載しなかった。

特に101警備団出身のキム氏は14日から現場業務を中断し、 企業労組の事務長の職責で専任活動を始めたことを労使とも確認している。

▲労組が公開した虚偽履歴記載疑惑新入社員のキム○○氏。101警備団出身。[出処:メディア忠清]

これに関して、甲乙オートテック使用者側はキム氏とウ氏が元警察出身であることがわかったという記者の質問に 「就業規則により履歴書を虚偽記載したのなら採用を取り消すというのは事実」としつつ、 雇用労働部の特別勤労監督の結果を見守ろうという立場だ。 使用者側の担当者は「労働部の勤労監督の結果が5月初めぐらいに出てくれば、 この問題が整理できるのではないか」とし、就業規則による使用者側の措置について引きさがる姿を見せた。

甲乙オートテック支会のハン・ジョンウ副支会長は 「元警察出身を集団採用し、労組破壊を始めた情況と証拠が出てきたが、 使用者側は責任を取る姿を全く見せず、採用を取り消すと言ったのに労働部の勤労監督中だというなど、言葉を翻している」とし 「101警備団出身が企業労組専従幹部をしているが、労使交渉と同意がなかったのに使用者側はこれを黙認している」と批判した。

セナル法律事務所のキム・サンウン弁護士も 「履歴書の虚偽記載がわかればすぐ新入社員の採用を取り消すべきだが、 これを履行せず言葉を翻し続けている」とし 「元警察出身者が企業労組活動の主要人物になっているのは、企業労組を保護するための行為だとしか思えない」と指摘した。

一方、労働部は4月14日から24日まで、 甲乙オートテック使用者の不当労働行為と複数労組設立支配介入など、 労組法、産業安全保健法違反の容疑について特別勤労監督を実施している。

甲乙オートテックは昨年12月29日、全機能職の10%を超える60人ほどを大量採用したが、 現在、新入社員のうち53人が3月12日に設立された企業労組に加入した。 金属労組と新政治民主連合議員などは金属労組破壊の目的で元警察と特戦司令部出身者を組織的に新規採用し、 複数労組設立を主導した証拠を暴露して 「既存労組を破壊するための組織的な偽装就業」と主張している。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-04-24 00:51:16 / Last modified on 2015-04-24 00:51:17 Copyright: Default

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