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甲乙オートテック使用者側、暴行罪・背任罪など告訴される

甲乙商社グループ副会長など労組幹部の暴行に系列会社の背任容疑

チョン・ジェウン記者 2015.03.26 19:13

全国金属労組甲乙オートテック支会が多くの使用者側関係者を傷害罪と共同暴行罪などで3月23日、警察に告訴した。 また、甲乙商社グループの系列会社である甲乙オートテック使用者側を背任容疑で同日検察に告発した。 使用者側も甲乙オートテック支会が抗議集会を開いたことに対し、 業務妨害など合計4件の告訴・告発をしたと伝えられ、労使の対立が生まれている。

甲乙オートテック支会は甲乙商社グループ副会長のパク某氏と甲乙オートテック共同代表理事のパク某氏、イム某氏など5人に対し、 傷害罪と業務妨害罪、誣告罪、共同暴行罪などで3月23日、 忠南道牙山警察署に告訴した。

支会によれば、労組幹部のイ某氏が3月17日、 最近設立された複数労組関連の一部の事実関係を確認するために社内の事務棟を訪問し、 大きな声で質問するとグループの副会長が事務室の隅から出てきてイ氏の胸ぐらをつかみ、 多くの使用者側役員がイ氏に暴行した。

支会は告訴状で 「イ氏が労組の業務で事実関係を確認するためにきたと話したが、 副会長は頑に悪態と暴言、脅迫をした」とし 「その後、イ氏は代表理事をはじめとする役職員、グループ役職員と推定される人々に囲まれた状態で、 副会長に胸ぐらをつかまれたまま10数メートル引きずられ、 手の平で何回も胸を叩かれ、約2週間の治療を要する頚椎捻挫および緊張、胸廓前壁の打撲傷を受けた」と明らかにした。

2月5日と6日にも使用者側関係者の暴言と悪態、暴力事態があった。 支会によれば、労組幹部のアン某氏が2月5日に現場安全保健事項を点検している時、 ロボットの誤作動で重大災害発生の危険が確認されたため措置を取ると、 使用者側管理者のイ某氏はアン氏に悪態と暴言を吐き業務を妨害した。 この過程で他の労組幹部のイ氏はこの管理者に 「悪態と共にからだを押され胸ぐら」を捕えられるなどの傷害を受けた。

労組側のキム・サンウン弁護士は 「労組幹部のアン氏は産業安全保健法により委嘱された名誉産業安全監督官だが、 使用者側が業務を妨害した」とし 「だが使用者側は逆に労組幹部らを業務妨害など容疑で警察告訴した。 これは刑法上の誣告罪だ」と主張した。

また、支会は甲乙オートテック代表理事の朴氏の背任容疑を捜査してくれとし、 3月23日に大田地方検察庁天安支庁に告発状を出した。

支会によれば、甲乙オートテック使用者側は甲乙商社グループの海外系列会社(KB Remicon L.L.C)に現金性資産465億ウォンを担保で提供しただけでなく、 会社の財産上の損失の危険を招き、回収の可能性が全くない現金約908億ウォンを貸与するなど、 約1373億ウォンの損害を負わせた。

この海外系列会社は資本蚕食状態で、 2011年に約193億ウォン、2012年に約151億ウォンの当期純損失を記録するなど、 2008年の創社以来、一度も黒字を記録したことがない不良会社とされている。

支会は「使用者側はKB Remicon L.L.Cがすでに債務返済能力を失い、 資金を貸与したり支給保証をすると会社に損害が発生する点を十分に知りつつ、 十分な担保など適切で合理的な債権回収措置を取らないまま、 担保の提供および貸与をした」とし 「特定経済犯罪加重処罰などに関する法律(背任)違反」と主張した。

また使用者側に再投資されたり運営資金で使われる約135億ウォンが、 甲乙オートテックの事業とは何の関係もない甲乙メタル(旧MB城山)の買収資金(有償増資参加)に活用され、 会社の資産が非正常・非効率的に運営されたと支会は主張した。

キム・サンウン弁護士は 「使用者側は海外の系列会社に対する資産担保提供および現金貸与、 甲乙メタルに対する現金貸与および過度な支給保証など、 非正常的な経営をしただけでなく、 当社とは無関係な第三者の系列会社に利益を取得させ、 当社に損害を与える不当行為をした」と伝えた。

甲乙オートテックの使用者側はこれについての取材に対し3月26日、 「担当者が不在」とか「取材担当者がいない」と明らかにした。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-03-27 19:32:02 / Last modified on 2015-03-27 19:32:03 Copyright: Default

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