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国内初の脱原発教材を発行... 教師と専門家、全北教育庁の合同作品

脱原発教材「脱原発で描くエネルギーの未来」...歪曲広報の核発電の真実を知る

ムン・ジュヒョン記者 2015.02.02 18:31

全北教育庁と教師、専門家が力を合わせ、国内で初めての学校教育用「脱核(脱原発)」教材「脱核で描くエネルギーの未来」を作った。 全北地域の7人の教師が参加して製作した脱原発教材は、核から脱出することを意味する「脱核」という単語を教材の題名にそのまま使った。

「歪曲広報されている原発の代わりに持続可能なエネルギーについての悩みを入れる」

人類全体の威嚇になる核発電(原発)から脱出し、 安全で持続可能なエネルギーを作って使おうという「脱核」の意味を教材にそのまま生かそうとする著者の意志が含まれいる。

全北教育庁は「2011年の福島核発電所爆発事故以後、福島をはじめとする広い地域は人が暮らせない所に変わってしまった。 脱原発教材は、私たちが生きる世の中を持続不可能な社会にする原発の代わりに、 本当に安全で、経済的で、親環境的な発電方式は何かを学習できるように構成した」と明らかにした。

「教師と専門家が共同で作った脱原発教材、討論に積極的に活用」

この脱原発教材は2013年9月、全北地域の環境団体および市民社会の提案で議論が始まった。 その年の年末に教育資料開発のための協議と実務チームを構成し、 昨年1月27日には1次教育資料開発委員会が開かれ、教材発行作業に入った。

道内の7人の教師と関連の専門家2人が共同作業を行い、 この分野の国内最高権威者と言われる東国大医科大のキム・イクチュン教授など専門家3人の監修を受けて完成した。

脱原発教材は全北道内のすべての小・中・高学校に配布され、 全北教育庁直属機関と傘下教育支援庁にも配付される。 この教材は、各学校で授業補助教材として活用され、 道内の関連教師を対象として3月中旬頃に研修も実施する。

全北教育庁は「この教材をさまざまな教科の授業で多彩に活用できるように案内したい」とし、脱原発教材の活用を積極的に支援する意向を明らかにした。 核発電をめぐる多様な論議は国語や社会の授業での討論主題として活用し、 核発電の科学的、技術的な争点に関する内容は科学や技術、家庭の主題として活用する。

「国内初の脱原発教材、全国に広がれ」

全北教育庁が発行した「脱核で描くエネルギーの未来」は、 原発は安全で経済的であり、親環境的な発電方式ではなく、 危険で非経済的で反環境的な発電方式であることを知らせている。

発行作業に参加したキム・ヨンジン脱核教材執筆委員長(群山霊光女子高教師)は 「原発は安全だという言葉をあちこちで聞きながら暮らし、多くの人がそう信じている。 広報資料や広告、教科書などで原発の肯定的な面だけを見せたり、関連の事実を歪曲して膨らませているからだ」とし、 今回の教材で原発の事実歪曲を正せると期待している。

キム委員長は「未来世代の主人公として生きていく学生たちが、 安全で平和な世の中で健康な人生を暮らせるようにしなければならない」とし 「今回の作業を出発点として、他の市道教育庁でも原発政策を含むエネルギー分野全般を理解し、 安全な未来社会を作っていくための脱原発教育が活性化することを期待する」と所感を明らかにした。

付記
ムン・ジュヒョン記者はチャムソリの記者です。この記事はチャムソリにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-02-03 05:58:37 / Last modified on 2015-02-03 05:58:38 Copyright: Default

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