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国会、映画「カート」を見てほしい…細切れ法に関心高まるか

新政治、11日に文喜相と汝矣島CGVで...金聖泰主催で14日に国会で上映会

キム・ヨンウク記者 2014.11.11 15:13

別名細切れ法と言われる期間制法により整理解雇された大型スーパーの非正規職女性労働者の人生と解雇への抵抗を素材にした映画、「カート」が国会で大々的に上映される。 特に「カート」の背景になった期間制労働者解雇問題は、最近の中小企業中央会非正規職女性労働者の自殺、労働部の期間制限3年延長推進などとからみ、 細切れ法への関心を呼んでおり、与野とも映画の観覧を推進する形だ。

まず新政治連合は乙支路委員会の主催で11月11日午後7時、汝矣島CGV3館に非正規職労働者たちを招いて試写会を進める。 新政治連合主催の試写会は、事前に非正規職労働者などの申請を受けて行われ、文喜相(ムン・ヒサン)非対委員長、文在寅(ムン・ジェイン)非対委員など主要指導部と乙支路委員会所属議員約20人が参加する。 乙支路委員会はカートの試写会で非正規職問題を振り返り、下半期の定期国会を非正規職問題の解決を確実にする場にする予定だ。 乙支路委員会の試写会は、大型スーパー労組、ソウル一般労組、希望連帯など非正規職労働者たちが参加し、映画の後に監督、製作者、出演俳優、参加議員、参加労組が観客との対話を進める。

乙支路委員会の他にもセヌリ党の金聖泰(キム・ソンテ)議員が代表をしている国会の「非正規職差別改善フォーラム」も11月14日、韓国労総と共同で「カート」上映会を開催する。 この日の午後7時に国会大会議室で行われる上映会は、非正規職問題に関心がある人は特に参加申請せずに参加できる。 「国会環境美化員労働組合」所属の非正規職清掃労働者も共に映画を観覧する。

上映会を主催する金聖泰議員は 「不安定な雇用と低賃金、不合理な差別と不平等の三重苦を体験している非正規職の現実を国会で広く知らせ、 解決策を見出そうという趣旨でイベントを準備した」と明らかにした。 金聖泰議員は11月5日の対政府質問で「細切れ契約」の弊害を指摘し、 雇用労働部長官に対策を強く要求したことがあり、「カート」の上映による細切れ法への問題提起はさらに広がりそうだ。

一方、中小企業中央会の非正規職自殺の背景になった細切れ法は 「期間制および短時間勤労者保護などに関する法律(期間制法)」で、 期間制非正規職を解雇する手段として悪用されていると指摘されてきた。 期間制法は使用者が2年を超えない範囲(勤労契約反復更新時に勤労した期間が2年を超えない範囲)で期間制勤労者を使えるようにした。 2年を超えなければいつでも細切れ契約で非正規職解雇を簡単にする法だ。 期間制法施行初期の大型スーパーの労働者たちが期間制法の代表的な犠牲者だと言われる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-11-12 08:06:00 / Last modified on 2014-11-12 08:06:01 Copyright: Default

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