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「警察、鉄道労組幹部夫人の産婦人科内訳まで要求」

鄭清来「警察、捜査協力文書だけで350万件の医療情報を査察」

チョン・ジェウン記者 2014.10.21 14:10

カカオトーク、ネイバーバンドに続き、 カーナビゲーションに至るまでの警察の全方向査察が問題になっているが、 健康保険公団からも個人の健康関連情報までが提供されていたことが明らかになった。

国会安全行政委員会所属の鄭清来(チョン・チョンネ)新政治民主連合議員は10月20日、 ソウル地方警察庁国政監査資料で、 警察が2010年1月から今年6月までの5年間、 捜査協力文書だけで350万件の個人医療情報を受け取っていたことを明らかにした。

警察が要求した個人情報の中には、 暴力や傷害、医療事故関連の事件ではなく、 所在を把握する目的のものが多かった。 被疑者だけでなく、その家族の産婦人科の受診内訳まで要求した事例も確認された。

特にソウル警察庁は昨年の鉄道労組ストライキに関し、 健康保険公団に協力文書を送り、 鉄道労組幹部の病院診療および薬局処方の内訳と健康保険加入の内訳を要求した。

この内訳には診療日、病院名および住所、病院電話番号、薬局処方日、 薬局名と住所、薬局の電話番号まで記載されていた。

協力文書で警察は鉄道労組幹部当事者だけでなく、 その夫人の個人給与内訳一切と産婦人科受診内訳、 日付、医療給付機関診察の内訳と日付、医療給付機関なども要求した。

[出処:鄭清来議員室提供]

[出処:鄭清来議員室提供]

鄭議員は「警察が公共機関に情報を要求し、 被疑者当事者だけでなく、家族の個人情報まで無分別に要求している」とし 「捜査機関が捜査目的に限って資料を要求することはできるが、 協力文書だけで何の制限もなく、 とても簡単に個人医療情報を見られるのは深刻な問題」と指摘した。

それと共に「警察が個人医療情報をすべて覗き見ても通知をしない以上、 当事者はずっと知るすべがない」とし 「警察が個人医療情報を受け取った後、 当事者には一度も通知していない。 個人医療情報確認についての事後告知手続きなどの改善法案が必要だ」と明らかにした。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-10-22 04:18:32 / Last modified on 2014-10-22 04:18:32 Copyright: Default

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