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「通常賃金正常化、賃金体系改編と新規採用の機会も」

現代重工労組通常賃金討論...現代車労組と連帯摸索も

イ・サンウォン記者 2014.08.28 13:58

通常賃金が話題になっている。 民主労総全国金属労組は先週「通常賃金正常化」などの四大要求を掲げてストライキに突入した。 昨年12月18日に大法院全員合議体のいわゆる「通常賃金判決」以後、 金属労組所属の事業場は通常賃金の範囲を決める問題について、 賃金交渉で妥協できずにいる。 ほとんどの事業場が労使交渉と訴訟を併行し、通常賃金問題を確定するために東奔西走している。

同じように通常賃金の問題が重要な交渉テーマになっている現代重工労組は、 8月20日夜、「通常賃金の流れと闘争の方向」を主題とする討論会を開いた。 今回の討論会は、7月30日に始めた現代重工労組の「造船事業場労働政策開発のための討論会」の一環だ。 労組は「造船事業場元下請共同闘争を語る」を主題として最初の討論会を開き、 20日に二回目の討論を行った。

この日の討論会には、金属労組現代自動車支部のオム・ギョス政策室長も討論者に参加した。 オム・ギョス政策室長は 「現代重工労組と現代車支部が何とかして疎通し、連帯する役割を果たさなければならない」とし 「低い水準でも連帯闘争を模索しなければならない」と明らかにした。

発表者で参加した金属労組労働研究院のアン・ジェウォン研究委員は、 通常賃金の問題が新自由主義の制度化を完成するための最後の課題に残されている賃金体系改編の問題だと指摘した。 アン・ジェウォン研究委員は、新自由主義を完成するには、 雇用柔軟化、労組無力化、賃金体系改編が必要だと話し、 すでに雇用柔軟化と労組無力化は相当部分が実現したと評価した。

アン研究委員は 「通常賃金の問題は、直すべき賃金体系を正しく立て直す始まり」とし 「資本の論理を押し倒す通常賃金闘争が必要だ」と主張した。

アン研究委員は 「組合員を積極的に説得して同意を組織する過程がぜひ必要だ」とし 「そうでなければ執行部中心の労使交渉で終わる可能性が高く、 通常賃金闘争は歪められる可能性が高まる」と憂慮した。

アン研究委員は、労組執行部中心の労使交渉は、 通常賃金が総額人件費管理水準に含まれており、 以後の賃金体系改悪と連動する危険があると明らかにした。

アン研究委員は 「通常賃金問題について、自動車業界は現代車だけを見ており、 造船業界は現代重工だけを見ている」とし 「二つの労組の合意は、韓国製造業の今後の基準になるため、とても重要だ」と付け加えた。

オム・ギョス政策室長も、通常賃金の議論は賃金体系を正常化する問題だという立場に同調した。 オム室長は「追加の人件費負担がさらに増えれば、 会社は設備投資と新規人員補充により8時間労働で必要量を生産する」とし 「そうなると労働者は8時間労働制が定着し、賃金の安全性が確保される」と説明した。

オム室長は「ほとんどの自動車業界は現代車だけを見ている状況で、 現代車支部が裁判所の判決だけ待っていてはならない」とし 「それまで小さな部品業者の労働者は正当な賃金を受け取れなくなる」と自動車業界の長兄格の現代自動車の先導的な役割が必要だと明らかにした。

現代重工労組のチュ・ジョンホ調査統計室長も 「通常賃金が延長勤務短縮による不足した生活賃金の保全と、 これによる勤労形態変更による雇用創出と関係がある」とし、 通常賃金の正常化が賃金体系改善と新規採用機会を作ると補った。

付記
イ・サンウォン記者は蔚山ジャーナル記者です。この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-08-30 19:28:25 / Last modified on 2014-08-30 19:28:26 Copyright: Default

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