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与党がセウォル号特別法の特別司法警察官に反対、「聖域保護」の下心

洪日杓「検事の指揮を受けても特別司法警察官が1次捜査の対象を決められる」
新政治連合TF中断宣言...「与党が特別法無力化の各種装置を提示」

キム・ヨンウク記者 2014.07.17 19:30

セヌリ党がセウォル号特別法真相調査委員会に捜査権を保障する装置として 特別司法警察官を置こうという新政治連合の案を拒否した具体的理由は 「聖域を守らなければならないという下心」にあったことがあらわれた。

7月17日午後、セヌリ党セウォル号特別法TFチームの洪日杓(ホン・イルピョ)幹事はブリーフィングの後、 記者との一問一答で、特別司法警察官に反対する理由を聞かれて 「特別司法警察官が捜査する内容は、一般警察と同じように犯罪の捜査について広く権限を行使するので、警察制度を揺さぶると思う」とし 「特任検事が指揮すれば、そのようなことを考慮して重複しないように指揮することができる。 しかし特別司法警察官の権限を持つ調査官が捜査をすると、そうしたことを正確に判断できないこともある」と説明した。

こうした発言について「特別司法警察官も検察の指揮を受ける」という指摘が出ると、 洪日杓幹事は「調査委員会調査官が特別司法警察官をしても、検事や判事の裁判を通じて令状を受けなければならないのはその通り」だが 「一次的に調査対象や捜査の対象(選定)を特別司法警察官がするので、 その過程でさまざまな権限の乱用が起きることを心配するほかはない」と明らかにした。

これは特別司法警察官が、警察体系や刑事法体系を壊すと言う表面的な主張と違い、 特別司法警察官が検事の指揮を受けても具体的に1次捜査の対象を選定できるため、 事前に遮断しなければならないという意味に読める。

続いて洪日杓幹事の回答は、こうした疑問をさらに強めた。 洪日杓幹事は「特別司法警察官の調査対象がとても広くなるというのは、 聖域をおくことができるという意味と解釈が可能だ」と指摘すると、 「法案の真相究明調査の対象には青瓦台も入っている。 同行命令状は青瓦台の誰にでも発行できる」とし 「聖域をおくというのは全くおかしい。 捜査は資格がある警察や検事に任せるべきだというのが私たち立場」と反論した。

洪日杓幹事のこうした発言は、逆説的に特別司法警察官の調査対象に青瓦台が入っているため、 調査対象を一次に選定できる特別司法警察官を受け入れられないという解釈が可能だ。 洪幹事は、同行命令でも十分に調査権を保障できると言っていたのだ。

すでに多くの国政調査や聴聞会などでわかったように、 国会法上の同行命令も実効性がない状況で、 特別法は過怠金5千万ウォン以下の制裁しかなく、強制力が弱いという指摘がその場で出た。

洪日杓幹事は「過怠金5千万ウォンは低い制裁ではない」とし 「5千万ウォンを払う人は(調査に)出てこないかもしれない。 だが5千万ウォンを負担できなければ出てくるだろう。 過怠金は賦課して、払わなければそれだけというようなことはない」と主張した。

セヌリ党、「真相究明を切実な気持ちで特別法案審査」

この日の洪日杓議員のブリーフィングは、新政治連合のTF委員がTF中断を宣言したことに反発したことで行われた。 洪日杓議員はブリーフィングで 「セウォル号惨事は国民すべてに衝撃を与えた事件で、徹底した真相究明は与野の区別がない国民的要求」とし 「セヌリ党はこうした切実な気持ちで特別法案審査に臨んできた。 捜査権付与や調査委構成のような重要な争点を除けば、 被害者支援などで相当に意見が接近したのに、 新政治連合が交渉決裂を宣言したためすべて白紙になったのは非常に残念だ」と主張した。

▲TF中断を宣言する新政治連合TF委員ら

新政治連合セウォル号特別法作業チーム(TF)の委員は、 セヌリ党が捜査権に対する交渉余地も与えないばかりか特別法を無力化するさまざまな装置を提示し続けているとし、TF中断を宣言した。

新政治連合の全海(チョン・ヘチョル)、鄭清来(チョン・チョンネ)、柳成葉(ユ・ソンヨプ)TF委員は国会で記者会見を行って 「セヌリ党は遺族の要求事項である調査委員会の調査権強化を無力化させる主張を繰り返すばかりだった」とし 「最も核心的な要求というべき捜査権の付与については交渉の余地がないほど頑強な反対の意志を示し、 強制力と処罰条項のある聴聞会を単に事実と意見陳述を聞くだけの水準でするべきだと主張している」と議論の状況を伝えた。

新政治連合「セヌリ党、セウォル号特別法の無力化を試み続ける」

また「資料提出拒否の要件を緩和し、委員会の調査権をむしろ制限して、 調査官の任用と資格を委員会は自主的に規定できないようにし、 独立性が保障されないように主張するなど、 セウォル号特別法TF会議の意味をなくした」と非難した。

続いて「決定権も交渉権限もなく、真相究明の意志もなく、 セウォル号特別法を無力化させることを試み続けるセヌリ党TFチームとの交渉をこれ以上続けるのは無意味だ」とし 「セヌリ党指導部の前向きな決断がない限り、TF議論は中断すること」と交渉決裂を宣言した。

新政治連合TFの鄭清来幹事は 「TF 1、2次会議の時は、全海邊柑がセヌリ党議員に勉強させたがやる気がなくなった。 セヌリ党は法案の内容をほとんど知らないままだ」とし 「その時は特別に反対もしなかったのに、少しずつ内容を認識して勉強し、 政治的な法になり始めた。 反対を一つずつ持ち出して、種類がますます増えている」と交渉の過程を説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-18 23:23:41 / Last modified on 2014-07-18 23:23:42 Copyright: Default

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