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安山を覆った1万5千のキャンドル、忘れない決心を集めた

13日に汎国民対策機構結成...17日に清渓広場キャンドル集会

キム・ヨンウク、キム・バルム記者 2014.05.11 10:00

1万5千人が集まったキャンドル集会は、静かだが悲しみと怒りが入り乱れていた。 子供たちが時々騒ぐ声の他には、あちこちで涙に耐える声と、その声に感染した涙が1万5千人が集まった空間を埋め尽くした。 歌手が夢だった犠牲者の故イ・ボミ学生の姉が参加した市民合唱団の「ガチョウの夢」が鳴り響き、30秒ほどの間寂しさが流れ、安山文化広場は静かなすすり泣きで覆われた。

▲安山中央駅でデモ行進を始める参加者ら

「追慕祭に座っていると、あちこちからすすり泣きの声だけが聞こえてきました。 私だけ泣いていれば一人で感情が過剰だったかとと感じたでしょうが、皆同じように泣くので、私も泣いてもいいと思い、一緒にわんらん泣きました。 家で新聞やTVを見ても涙が出てきましたが、声を上げて泣くことはできませんでした。 両親のような親しい人の前で泣いたらおかしいと思われそうでした

セウォル号関連の動画を見るのもとても苦しかったです。 私の人生が揺らぎそうで、時々現実を無視するようになりました。 しかし私がおかしいのではないということを確認する場でした。 泣いてもよくて、悲しんでもよくて... 考えてみれば飾りけなく悲しみや怒りを解消し、共有する場がなかったのです」

こうして巨大な悲しみを共有した人々は 「子供たちを生き返らせろ」とし、 真相究明と朴槿恵(パク・クネ)大統領の責任を問うキャンドルで安山の繁華街を埋めた。

5月10日午後6時、安山文化広場で開かれた「セウォル号犠牲者の追慕と真実を明らかにする国民キャンドル行動」は、 セウォル号の犠牲者家族と、生きて帰ってきた子供たちの家族、そして一緒に痛みを感じる人々が、 資本と権力の貪欲の時代を忘れずに行動するという気持ちを集めていった。

舞台に上がった故パク・スヒョン学生のお父さんのパク・チュンデ氏は、息子に送った最後の手紙を読んで行った。 パク・チュンデ氏は「この事件が江南などの金持ちの人たちに起きたとすれば、対応の速度も方法も違っただろうし、その結果も違っただろう」とし 「大韓民国のマスコミは、聞くことも、見ることも、信じることもするな」とした。

共に舞台に上がった檀園高校の故キム・ドンヒョク学生のお母さんは 「愛していると言いたくて上がってきた」とし、涙を流した。 彼は「20年間、溶接工として生きてきたお父さんを自慢していた君だった。 国民の安全のために税金を払い、職場で小市民として生きてきたお母さん、お父さんが、 君の死を無駄にさせない。 ドンヒョク、愛している」とし、涙を流した。

生存者の保護者たちも舞台に上がってあふれる涙に耐えることができなかった。 チャン・ドンウォン氏は 「言論が怖く、ここに上がるまでずいぶん悩んだ」とし 「先に亡くなった娘の友人たち、本当に貴重な友人たちだったし、子供たちも、両親も生きて苦しんだ」と涙を拭いた。

続いて「子供たちが父母の日に犠牲者の両親にカーネーションを差し上げたがったのに、それはできませんでした。 子供たちは大きくなっても友人たちを忘れず、しっかり治癒して親になっても来る」と子供たちの悲しみと気持ちを伝えた。

昨年7月に高校生5人が死んだ泰安海兵隊キャンプ惨事の遺族も舞台に上がり、徹底した真相究明と特検を要求する犠牲者の家族を支持しようと強調した。 泰安の遺族らは、150日間、青瓦台の前で1人デモを続けている。

人権財団サラムの朴来根(パク・レグン)所長は 「また一か月が経ち、二か月が経ち、ワールドカップに熱狂し、政治に陥り、いつセウォル号惨事があったのか、どれほど泣いたのかを忘れてしまうバカな国民にはならないようにしよう」とした。 朴来根所長は」これ以上じっとしていずに行動しよう。 誤った国と誤った世の中を根本的に変えよう」と強調した。

朴所長はまた 「市民社会団体は汎国民対策機構を作り、追慕の雰囲気をさらに拡散させ、徹底した真相究明と責任者処罰のために戦い抜く」とし 「無能な政府に責任を問い、安全な社会を作るための根本的な対策を作り出す」と述べた。

汎国民対策機構は5月11日の最終的な議論の後、13日に正式に構成される予定だ。 また17日にソウルの清渓広場で10万人を集める大規模キャンドル集会も計画している。

キャンドル行動の参加者らは午後8時に集会を終わらせて、安山中央駅にデモ行進を始めた。 デモ行進は重い沈黙の中で進められ、安山の繁華街を回って 「子供たちを生き返らせろ」、「朴槿恵は退陣しろ」等の声も上がった。

なおキャンドル行動の前の午後3時には 「セウォル号沈没事故問題解決のための安山市民社会連帯」と 「セウォル号惨事汎国民対策委員会」が合同焼香所があるファラン遊園地で、黄色のリボン人間帯作りの追慕パフォーマンスを終え、キャンドル行動が予定されている安山文化広場まで行進した。

重い沈黙の中で2千人程が参加したデモ行進は、檀園高校正門を通り過ぎた。 何人かの市民はデモ行進の隊列を見て涙を見せ、商人たちも店から出てきてデモ行進の隊列を見守った。

子供たちと共にデモ行進に参加した鉄道労組組合員のホン某氏は 「安山の都市全体がとても雰囲気が良くない。 人が集まっても歓楽街など知らないという雰囲気」とし 「酒を飲んで騒ぐこと自体ができない。 皆が沈痛な雰囲気」と話した。 彼は「人はいつもミスをするから、ミスを防ぐシステムが必要で、そのためには費用がかかる」とし 「今後も人と安全よりも利益を重視するだけなら、セウォル号のような事故は終わらずにまた起きる」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-11 19:19:54 / Last modified on 2014-05-11 19:19:55 Copyright: Default

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