本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:セウォル号生存者の保護者がアピール
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1398182632098St...
Status: published
View


セウォル号生存者の保護者がアピール「政府、言論は何をしているのか」

「警察に阻止され失踪者家族も島に閉じ込められた...政府は迅速な救助作業を始めろ

ユン・ジヨン記者 2014.04.22 11:24

セウォル号から救助された安山檀園高生存者の保護者が対国民要請文を発表した。 彼らは初動対応の不十分と遅い対応で事態を大きくした政府を糾弾し、迅速な救助作業を要求した。 また、言論の不公正な報道と取材競争で生存学生が被害を受けているとし、マスコミの取材競争の自制を要請した。

安山檀園高生存者保護者10数人は、4月22日午前10時、京畿道安山教育支援庁正門前で対国民要請文を発表し、 「セウォル号が沈没し、行方不明者が海に閉じ込められて六日経った。 救助作業は遅く、見守る父母の胸は燃え上がっている」と口を開いた。

続いて警察が行方不明者の家族が青瓦台に行こうとしたのを遮り、行方不明者の家族はまた島に閉じ込められたと声を高めた。 保護者たちは「珍島の行方不明者の保護者は大統領に会おうとした。 青瓦台に行こうとした。 しかし警官に阻止された」とし 「彼らもまた島に閉じ込められている身分になってしまった。 生き残った子供たちの保護者として気持が重い」と伝えた。

政府の不十分な初期対応と不十分な災難管理システムへの批判の声も高かった。 保護者らは「今、政府は何をしているのか。 きちんと初期対応さえしていれば、これほど大きな被害はなかった」とし 「災難管理システムがこれほど粗雑でいいのか。 今すぐ官民の力量を総動員して、救助作業を行え」と強調した。

続いて「政府は全てを総動員して迅速な救助作業を進めてほしい。 政府の遅い対応を国民すべてが糾弾している。 正確な真相究明はその次だ」と訴えた。

マスコミの不公正な報道と速報競争を批判する声も高かった。 保護者らは「今、言論は何をしているのか。 ただ速報競争に熱を上げ、誤報を出すのが常で、生き残った人々への過度な取材競争で子供たちを傷つけている」と批判した。

また「言論は、話題の報道ではなく、真実を報道してほしい。 珍島の保護者らは、報道機関と現実が余りにも違うと憤激している」とし 「そして生き残った人々への取材競争を止めていただきたい。 子供たちは窓を見ると、水が入ってこないかと突然恐ろしくなるという。 今、子供たちに必要なものは絶対安定」と繰り返し訴えた。

また彼らは「生き残った子供たちまで罪人になった心情」とし 「生存した子供たちへの持続的な介護のためにも、政府とすべての各界各層、すべての市民社会が努力してほしい」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-04-23 01:03:52 / Last modified on 2014-04-28 07:06:07 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について