韓国:スパイ証拠捏造事件の捜査結果に野党が反発 | |||||||
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朴範界「スパイ事件を上層部が知らなかったとすれば、国家情報院は崩壊」「政権初期の大型スパイ事件を国家情報院長が知らなかったとするなら恥ずかしい」
キム・ヨンウク記者 2014.04.15 10:13
検察が4月14日に発表した国家情報院スパイ証拠操作事件の最終捜査結果をめぐり、野党の反発が強い。 明らかな捏造が行われたのに、検察が起訴した国家情報院職員4人の一番上層部は国家情報院の3級対共捜査チーム長に留まったためだ。 検察は対共業務の最終責任者である次長や国家情報院長は、この証拠捏造の事実を知らなかったと結論した。 新政治連合の朴範界(パク・ボムギェ)議員は4月15日午前、MBC、CBSラジオとのインタビューで 「スパイ事件は1年に1-2件あるかないかで、(国家情報院が)広報を繰り返した大型事件で政権の序盤期事件」とし 「こうした事件が1審で無罪になったことも驚くべき事件で、当然2次長、国家情報院長に報告をしなかったというのは国家情報院の中枢が崩壊しているということ」と指摘した。 続いて「野心的にスパイを摘発して起訴したのに無罪になったとすれば、国家情報院そのものが揺らぐとても重大な状況」とし 「ところがこれが3級チーム長だけに報告されたのなら、深刻な報告体系の歪曲があったことになる。 それだけでも指揮管理の責任を国家情報院長が負うべき」だと強調した。 彼は「国家情報院の首長がこの途方もないスパイ事件を知らなかったことについての職位管理の責任は明らかなのに、 2次長に責任を転嫁するのは恥ずかしいこと」と非難した。 しかしセヌリ党の議員は検察が実体的な真実に接近したと評価した。 セヌリ党の金在原(キム・ジェウォン)戦略企画本部長は、平和放送ラジオで 「検察が捜査して最善を尽くして実体的な真実に完璧に接近したと思っている」とし 「検察の捜査自体が実体的な真実に符合する結果」と判断した。 南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長の責任論にも 「情報機関の首長を与党が政治的な目的や与党が多少選挙に不利な状況だから変えなければならないという論理は全く同意できない」とし 「国家の基本的な秩序に関する問題なので政治的責任が問われている状況で、南在俊院長を活用しようという主張には同意しない」と明らかにした。 セヌリ党の金鎮台(キム・ジンテ)議員もMBCラジオとのインタビューで 「今はサイバー上で途方もない対北朝鮮戦争をしているようなもの」とし 「こうした状態で、情報機関長を簡単に更迭するのは絶対にわが国の国益の役に立たない」と南在俊院長責任論に線を引いた。 これについて朴範界議員は 「これからはきちんとスパイを捜査しても事件を起訴するたびに疑われることになる。 そうした疑いをかけられないためには、きちんとした首長にしなければならない」と指摘した。 朴議員はまた検察が証拠捏造に加担した者を国家保安法上のスパイ捏造ではなく、刑法の私文書偽造を適用したことについて 「私文書偽造や謀議証拠偽造で起訴すると、とても刑罰が軽いので処罰される人は恐れない」とし 「国家保安法のスパイ捏造罪を適用すれば、死刑や無期懲役、7年以上でとても重いので、加担者に適用すると言えばぞろぞろみんな自白しただろう」と指摘した。 一方、民主弁護士会のパク・チュミン弁護士は4月14日晩のCBSラジオで 「検察が国家情報院と検事のコミュニケーションを調べていれば、検事の携帯電話やコンピュータ、国家情報院と交換したメールなどを調査しただけで十分に事実関係を糾明できた」とし 「そうした次元での努力は全くなかった」と指摘した。 パク・チュミン弁護士は 「今回の証拠捏造の捜査を発表した検事に、国家保安法を適用しなかった問題や、きちんと捜査しなかった部分、国家情報院上層部線をきちんと捜査しなかった部分などを職務遺棄で別途に告発をする計画」だと明らかにした。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-04-16 01:44:17 / Last modified on 2014-12-24 19:11:25 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |