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双竜車会計操作の控訴時効D-9、検察は時間稼ぎか

「控訴時効を過ぎれば責任者を処罰できない...今すぐ起訴を」

ユン・ジヨン記者 2014.02.11 12:58

2月7日、ソウル高等法院は双竜車整理解雇が無効と判決して、構造調整の根拠になった会計操作の問題を認めた。双竜車使用者側とアンジン会計法人が財務構造の悪化による構造調整の根拠とするために有形資産の損傷差損を過多計上したということだ。

だが双竜車の労働者たちが提起し続けてきた会計操作の問題を裁判所が認めたのに、会計操作の当事者への処罰が行われるかどうかは未知数だ。 現在、双竜車支部は会計操作の当事者らを検察に告発しているが、控訴時効がわずか9日しか残っておらず、早急に検察が起訴しなければ責任者の処罰が行われない可能性も存在する。

民主労総と金属労組、双竜車支部は2月11日午前10時、ソウル中央地方検察庁前で記者会見を行い、双竜車会計操作事件の責任者らの起訴を検察に要求した。

民主弁護士会のクォン・ヨングク労働委員長は 「高等法院では双竜車が有形資産の損傷差損を過多計上した点を指摘し、事実上、会計操作を認めた」とし 「会社は2009年2月20日に財務財表を確定公示した。 これが虚偽作成なら控訴時効は5年なので、来る19日に控訴時効が完成する」と説明した。

続いて「控訴時効が過ぎると責任者を処罰できない。 それでも検察は今まで時間を引き延ばし、彼らを起訴せずにいる」と批判した。

先立って双竜車支部などは2012年2月26日、会計操作当事者の当時の代表理事チェ某氏と法定管理人のパク某氏、イ某氏、そしてアンジン会計法人と該当の会計士らを外部監査法違反で検察に告発した。 この事件はソウル高等法院の判決を見るために時限付きで起訴が中止されている。

民主労総のシン・スンチョル委員長は 「双竜車会計操作の真実を明らかにすることは、この5年の時間と24人のくやしい死を正すこと」とし 「検察は早く責任者を起訴すべきだ」と声を高めた。 記者会見団も「ソウル高等法院が会計操作を認めた以上、それによる起訴がなされなければならない」とし 「特に現在、控訴時効の満了を控えているのでさらに迅速な起訴が要求される」と強調した。

労組は記者会見の直後、検察に「双竜自動車会計操作事件起訴要求意見書」を提出した。 労組はこの意見書で、双竜車代表理事、共同管理人、そしてアンジン会計法人の外部監査法違反事項を指摘して 「検察は懸案の重大さ、控訴時効満了を控えている状況などを考慮して、早く起訴しろ」と要求した。

金属労組法律院のキム・テウク弁護士は 「98年の経済危機の後、整理解雇が乱用されて、双竜車会計操作と似たような事件が発生し続けた」とし 「会計法人は危機を誇張してコンサルティング報告書を作ったが、労働者はこれを明らかにする組織的な力が足りず、裁判所がこれを認めたことで整理解雇の乱用がさらに深刻化した」と指摘した。

続いて「特に、金融監督院も双竜車会計操作に何の問題もないと事件を隠すなど、国家機関が犯罪行為に共謀した」と批判した。 労組側は、双竜車の会計操作事件を隠してきた金融監督院についても後で法的な責任を問う方針だ。

なおソウル高等法院の整理解雇無効の判決にもかかわらず、使用者側は抗告の立場に固執しており、解雇者復職の時点はさらに遅れる展望だ。 キム・ドクチュン双竜車支部長は「24人の同僚と家族を送ったわれわれ労働者は、これ以上、失うことも渡すものもない」とし 「会社は高等法院の判決により、社会的合意のために労働者との対話と交渉の場に出てこい」と要求した。

双竜車氾国民対策委のチョ・フェジュ共同代表も 「検察は会計操作という不法を犯した責任者を直ちに起訴しろ」とし 「また、高等法院の解雇無効の判決によって解雇者を一日もはやく現場に戻せ」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-02-12 06:47:58 / Last modified on 2014-02-12 06:47:59 Copyright: Default

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