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2500日を超える長期闘争コルトコルテック、突破口開くか

来年1月の宣告控えて整理解雇の正当性否定...「裁判所の公正な判決を期待」

チョン・ジェウン記者 2013.12.18 10:29

来年1月10日(株)コルテック労働者の整理解雇に対する破棄差戻審理ソウル高裁での宣告を前に、民主党の国会議員らが正しい判決を要求した。整理解雇の正当性を否定する鑑定報告書が出てきただけに、裁判所がこの報告書の内容を忠実に反映して判決しろということだ。

民主党の全順玉(チョン・スノク)、金基俊(キム・ギジュン)、陳善美(チン・ ソンミ)、洪永杓(ホン・ヨンピョ)、殷秀美(ウン・スミ)議員は17日午前、国会 正論館で記者会見を行って「裁判所の公正な判決だけがこの7年間、空の工場を 守って孤独に戦ってきたギター労働者の哀歓と恨みをはらす」とし「さらに、 大韓民国で不当な整理解雇で苦しむ多くの労働者の希望になり、憲法の労働権が 正しく立つ」と主張した。

鑑定報告書によれば、大田工場をコルテック会社とは別の独立的な事業部門、 または組織と見なすのは無理があり、コルテックの財務構造が堅実で、ギター 事業の収益性も良好で大田工場の営業損失状況が経営上の緊迫した事由に該当 すると見られない。また大田工場の営業損失の水準は、今後コルテック会社全体 の経営悪化に転移して、危機状況を招くほどの財務的要因は発見できない。

コルテック使用者側が主張する緊急な経営上の危機はなく、大田工場の営業損失 は、会社全体の経営悪化に転移する水準ではなかったという結果だ。

昨年2月、大法院が緊急な経営上の必要性をもう一度判断しろという趣旨で原審 を破棄した後、破棄差戻審理裁判所が選任した会計士は、こうした内容の鑑定 報告書を今年8月に発表した。

労働者側の弁論を行ったセナル法律事務所のキム・チャゴン弁護士は「コルテック は一般的な整理解雇事業場と違い、大規模な黒字を出し続けて事業が拡張している」 とし「そのため緊急な経営上の必要性は認められない」と話した。

キム弁護士は続いて「もしコルテックの緊急な経営上の必要性が認められれば、 勤労基準法が定める整理解雇の最低の規範力も失なわれる」とし「鑑定報告書 は、こうした側面が反映されたもので、特別な理由なく裁判所が鑑定報告書の 結果を排斥することはないだろう」と展望した。

また彼は「コルテックは緊急な経営上の必要よりも労組を除去する手段として 整理解雇を強行した」と強調した。

国内の代表的なギター製造メーカー、コルト・コルテックは、国内工場の経営 状態が良くないという理由で、2007年4月、仁川工場のコルト、7月大田工場の コルテックを次々と整理して、労働者を大規模に整理解雇した。しかしコルト・ コルテックは世界市場シェア30%を持ち、会社全体として見ると、ずっと黒字を 上げるなど堅実な経営を誇っている。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。 この記事はメディア忠清にも掲載されます。 チャムセサンは筆者が自分で書いた文章の同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-12-18 16:47:49 / Last modified on 2013-12-18 16:47:49 Copyright: Default

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