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双竜車も「不法派遣」認定...「すべての完成車で不法派遣」

現代車、韓国GMに続いて三回目の判決、4人とも「双竜車正規職」の地位

ユン・ジヨン記者 2013.11.29 19:37

双竜自動車社内下請労働者も不法派遣に該当するという裁判所の判決が出た。 訴訟を提起して2年7か月で出てきた1審判決だ。

裁判所が現代自動車と韓国GMに続き、双竜車同車にも不法派遣判決を下し、多 くの完成車製造業工場で不法派遣が行われているという点がまた確認された。 今回の判決は、以後、製造業派遣労働者の不法派遣訴訟にも影響するものと 予想される。

水原地方裁判所 平沢支院民事1部(イ・イニョン部長判事)は11月29日、4人の 双竜車非正規職労働者が会社を相手に出した勤労者地位確認訴訟で原告勝訴の 判決をした。訴訟を提起したソ・メンソプ金属労組双竜車非正規職支会長を はじめ、4人の組合員は全員不法派遣に該当し、彼らはすべて双竜車正規職 労働者の地位にあるという判断だ。

裁判所が不法派遣の根拠としたのは、△労働者はベルトコンベアを利用して 車体、艤装工程の配置作業を遂行した点、△双竜車所有諸般設備と機械、必要 資材および組み立て工具を使った点、△双竜車の標準作業要領、組み立て仕様書、 一日生産計画書により、単純、反復的な組み立て業務作業を遂行した点、△生産 方式の変更、工程変動時に双竜車管理者が直接指示した点だ。

これにより裁判所は、「ソ氏などは双竜車の作業現場に派遣されて、直接指揮、 命令を受ける勤労者派遣関係にあったと見ることが相当」とし「旧派遣勤労者 保護などにの関する法律により、ソ氏などが双竜車に派遣された日から2年の 期間が満了した日の翌日から双竜車に直接雇用されたと見なければならない」 と判決した。

ソ・メンソプ支会長など4人の労働者たちは、2001年〜2003年の間に双竜車社内 下請業者に雇用され、双竜車平沢工場の組立、車体部で正規職労働者と共に働 いてきた。だが双竜車社内下請業者は2009年の初めソ氏など非正規職労働者 350余人を解約の形態で解雇した。当時、正規職労働者2646人も集団整理解雇に あった。以後、ソ支会長を含む非正規職労働者たちは、2011年4月、双竜車を 相手取って不法派遣訴訟を提起した。

労組側は今回の判決が現在双竜車社内下請業者で働く約500人の非正規職労働者 と、2009年に解雇された非正規職労働者が双竜車を相手に不法派遣訴訟を行う 端緒になるものと期待している。

双竜車非正規職支会は声明書を発表して「これまで現代自動車を含む社内下請 非正規職労働者たちに対する大法院の不法派遣認定判決の延長だという点で、 双竜車を含む製造業社内下請業者で不法派遣により働く非正規職労働者たちの 正規職化の要求が正当であることをまた確認させてくれた」と強調した。

続いて「双竜車は勝訴した4人の非正規職解雇労働者を正規職として復職させる べきで、判決により正規職と認定された時期から正規職に支払った賃金相当額 を基準に賃金差額を支払わなければならない」と要求した。

「非正規職ない世の中作りネットワーク」も報道資料で「現代車と韓国GMに続 き、双竜車労働者の正規職訴訟の勝訴は、事実上自動車を作る完成車メーカー ではすべてが不法派遣だということを裁判所が認めたもの」とし「双竜車社内 下請労働者たちの集団訴訟勝訴は、現代車非正規職1600人の集団訴訟にも少な くない影響を与えるだろう」と明らかにした。

なお2010年7月、現代車を相手に大法院で不法派遣判決を勝ち取ったチェ・ビョ ンスン現代車社内下請労働者はツイッターで「双龍車、GM、現代車皆不法派遣 判定、自動車社内下請は皆不法派遣だと確認されました。勝ちましょう」と伝 えた。

キム・ジンスク民主労総指導委員も「現代車、GM大宇、双龍車で同じ判決が 連続して出た。社内下請制度はもう立つ場所がない」とし「労働部は、いわれの ない全教組に文句を言うのではなく、まず非正規職をなくせ」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-12-01 06:27:41 / Last modified on 2013-12-01 06:27:41 Copyright: Default

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