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密陽送電塔事態…人権侵害、外部勢力世論糊塗深刻

警察、工事妨害11人逮捕、拘束令状請求予告

ユン・ジヨン記者 2013.10.04 12:38

密陽送電塔工事再開から三日目、住民と韓電、警察の間に深刻な衝突が続いている。

先立って10月2日、韓電の送電塔工事再開と公権力投入以後、住民たちは深刻な 人権侵害と暴力などを訴えている。特に一部の言論はまた「外部勢力」が過激 なデモを主導しているという記事を出し、対立を増幅させている。

10月4日午前9時頃には、89番送電塔の入口で、鎖を首にまいてデモをしていた 現場を警察と韓電が急襲した。そのためデモをしていた5人の住民のうち、キム 某(60)氏とチェ某(78)氏が鎖で首が締まり、応急搬送された。

午前7時には警察がピョン里の入口を統制したため衝突が起こった。警察は、牛 のエサをやりに出てきた住民まで通行を封鎖したため、小競合いになり、3人の 住民がその場で失神した。また、カン某(80)氏は警察と衝突した後に心臓に痛 みを訴えて応急室に運ばれた。

3日の夜中には、ユン某(81)、キム某(57)、シン・某(50)、ソン・某(52)、ハン 某(56)、クァク某(80)氏などの住民が衝突やハンストで負傷したり倒れ、病院 に運ばれた。

この他にも警察と韓電は、ほとんどが60歳以上の高齢者である住民に対して深刻 な人権侵害を行っているという非難が続いている。一部の住民は山の中で野宿 座り込みをして、孤立と採証などで苦しんでおり、警察が村所々の通行を制限し、 住民の抗議が続いている。座込者のためのテントなどの基本的な物品の搬入も 遮断されている。

警察が鎮圧を試みている間、一部の住民と記者、戦闘警察などが1mの畝の間と 崖から墜落し、数回負傷することもあった。現在、人権団体などは送電塔工事 現場に集まり、人権侵害監視活動を行っている。その過程で人権団体活動家も 負傷したり警察に連行されている。彼らは「今、住民たちはいつ終わるかわか らない不安、焦燥と戦っている」とし「これだけでも持続的な人権侵害を引き 起こす」と批判した。

こうした状況で、密陽警察署は送電塔工事を妨害したことを理由として、現在 までに11人を逮捕し、このうち主導者2〜3人には拘束令状を申請する方針だ。 特に、警察と一部のマスコミは逮捕された多くが「外部の人物」で、外部勢力が 過激なデモを主導しているという世論作りに乗り出している。

密陽765kV送電塔反対対策委員会は、「保守マスコミは、待っていたとばかりに 密陽送電塔現場に『外部勢力』が入り、過激デモを主導しているという記事を 吐き出している」とし「デモ現場の住民は10%しかいないという事実関係と完全 に違うとんでもない記事も出てきている」と批判した。

続いて対策委は「密陽送電塔工事現場に連帯しているのは、さまざまな政党と 市民団体会員、宗教家たち」とし「不当な密陽送電塔工事強行を知り、老人の 生存権を守るために、連行を覚悟して連帯する涙ぐましい努力に対し事実関係 を歪めて戦いの本質を隠す政治的目的に利用する人々に対し、住民は怒りを感 じる」と声を高めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-10-05 03:34:52 / Last modified on 2013-12-17 09:50:19 Copyright: Default

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