本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:右派団体代表も李石基内乱陰謀適用は困難と観測
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1378759307352St...
Status: published
View


右派団体代表も李石基内乱陰謀適用は困難と観測

キム・ジェギョ時代精神代表、「与敵陰謀は可能...反国家団体は困難」
イ・ジェファ弁護士、「3年の内偵でも特定できず」

キム・ヨンウク記者 2013.09.09 13:15

保守右派陣営のシンクタンク「時代精神」のイ・ジェギョ代表(弁護士)が李石基(イ・ソッキ)統合進歩党議員に対する内乱陰謀罪適用は難しいと述べた。

イ・ジェギョ代表は9月9日、MBCラジオのインタビューで、「李石基議員の録音 記録には、暴動を起こして何か爆破させるというところまではあるが、さらに、 一部の地域を占領するとか国家機関を無力化するというような内容まではない」 とし「現在の録音記録の内容では、内乱陰謀罪は少し難しい点がある。これは 与敵陰謀罪に近く、内乱陰謀罪は少し問題があると指摘されたので最近の与敵 陰謀罪の議論になったのではないか」と話した。

与敵罪は、敵国との戦時状況で敵国と手を組んで国家に対抗する時に成立する 犯罪で、最近、マスコミは国家情報院が内乱陰謀罪ではなく与敵陰謀罪の適用を 検討すると報道した。

イ・ジェギョ代表は、与敵陰謀罪の適用には問題がないと見た。イ・ジェギョ 代表は「(李石基議員の)与敵陰謀罪は戦争開始が要件ではなく、戦争が起きた 場合、何かしようという陰謀の段階」と付け加えた。

彼は反国家団体構成の容疑については、現在の録音記録の証拠では容疑の適用 は難しいと見た。イ・ジェギョ弁護士は「指揮統率体系がしっかりした団体で なければ反国家団体と認められないが、現在公開された証拠には、その点は少 し足りない」とし「ただ単に集まって何かした程度では証拠には不足だ」と明 らかにした。

イ・ジェギョ代表は李石基議員が革命同志歌と赤旗歌を歌ったことの国家保安 法上の鼓舞称賛罪適用の可否については「北朝鮮軍の士気を高めるための歌で、 大韓民国を敵、北朝鮮を自分の味方と見なす録音記録全体の趣旨を見て、称賛 鼓舞かを問わなければならない」と強調した。

しかし同じラジオのインタビューで討論をしたイ・ジェファ弁護士(民主弁護士会 司法委員会副委員長)は「与敵罪や与敵陰謀罪は、北朝鮮と大韓民国の戦争状況を 前提にしている」とし「今、戦争の状況が展開されているわけではないのに 与敵陰謀罪を適用するのはコメディー」と指摘した。

イ・ジェファ弁護士は「最初は内乱陰謀罪を適用しようとし、内乱扇動陰謀罪 に、その次に与敵陰謀罪と変わり続けている」として「3年間、内偵したという 国家情報院が、罪名一つ特定できないこと自体がとんでもない。これは結局、 控訴の維持に自信がないということで、控訴を維持する明白な証拠がないとい うことを反証する」と反論した。

彼は「国家情報院は今、どれ一つ控訴の維持を確信できていない」とし「それ でも内乱陰謀罪だとか与敵罪といったように今話しているのは結局国家情報院 が自分の犯罪を隠すための悪あがき」と説明した。

これに対してイ・ジェギョ代表は「事実関係はだいたいわかっていて、ここに どんな規定を適用するか、国家情報院では若干やりとりされている面があるが、 これを煙幕と見る論法は理解できない」と反論した。

野党圏では全般的に国家情報院が言論に被疑事実を公表するにあたり容疑を変 え続けていることに多くの疑問を表わしている。

安哲秀(アン・チョルス)議員の最側近であるクム・テソプ弁護士はSBSラジオ のインタビューで「なぜ今の時点で適用される罪名がマスコミを通じて流れる のか疑問」とし「李石基議員の事件はまだ国家情報院で捜査中なのに、罪名を 決めて裁判を請求するのは検察の仕事で、まだ事件が検察に送られない状況で どんな罪名を適用するのかの話が出てくるのは不適切」と指摘した。

陳善美(チン・ソンミ)民主党議員も平和放送ラジオのインタビューで、「内乱 陰謀は適用が難しく、他の犯罪容疑事実を模索しているのではないかという話 も出ている」と疑問を表わした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-09-10 05:41:47 / Last modified on 2014-12-24 19:05:40 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について