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「座り込み村放火、双竜車事態の解決を先送りしている政府の責任」

厳重な捜査を要求...「社会的弱者の単純放火なら善処を」

チョン・ジェウン記者 2013.03.04 14:50

双竜自動車汎国民対策委員会は3月4日、ソウル徳寿宮大漢門前で記者会見を行い双竜車焼香所放火事件の徹底した捜査と整理解雇問題の解決を要求した。

氾国民対策委は「悪意の放火事件はいかなる理由でも容認できず、背後がある のなら必ずその背後を明らかにして厳重に処罰しろ」と主張した。続いて氾国 民対策委は「警察の発表のように放火容疑者が情報機関や保守右翼団体の指図 を受けて行ったのでなければ、われわれは放火に対する善処を要求する」と明 らかにした。

その一方で、氾国民対策委は今回の放火の根本的な原因は「大統領選挙が終わ るとすぐセヌリ党と朴槿恵(パク・クネ)大統領が双竜車国政調査に言及もせず、 今まで無返答を続けて事態を長期化させる」と主張した。政界と政府が双竜車 事態を放置した結果、発生した側面が大きいということだ。

大漢門双竜車座り込み村は、昨年4月5日以後、大規模な整理解雇の余波で死ん でいった双竜車の労働者、家族の怨霊を慰める焼香所だった。3月3日午前5時 20分頃、焼香所に放火され、中で寝ていた双竜車正規職、非正規職解雇者2人が 入院する事態が発生した。

南大門警察署は同日午後、座り込み村放火事件の容疑者で50代の男性A氏を検挙 して捜査中と発表した。警察側は容疑者とされるA氏が「道に汚いテントがあっ たので火を付けた」と話したと明らかにした。

白基玩(ペク・キワン)所長は「放火は間違いないが、朴槿恵大統領が約束した 国政調査を施行し、双竜車事態の解決に動いていれば放火はなかっただろう」 とし「双竜車事態を解決しない朴槿恵大統領が今回の問題の責任を取るべきだ」 と話した。

民主労総のキム・ジョンイン非対委員も「労働者2人の命を奪いかねない恐ろし い事件が起きた」とし「単純な放火犯でなく、座込場を邪魔に思う人がそその かしたのであれば、必ず政府と政界がその責任を負うべきだ」と主張した。

社労委のイ・ジョンフェ代表は、「現場に戻ろうとする労働者の熱望と連帯の 意志を灰にすることはできない」とし「闘争の意志をしっかり立てて、連帯を 強化し、朴槿恵政権と闘うとはっきり話す」と警告した。

金属労組双竜車支部のキム・ジョンウ支部長は「もしこの事件に背後があるの なら、これは殺人と放火の教唆だ。疑惑をすっきりと拭う厳正な捜査をしろ」 とし「15万4千ボルトの高圧電流が流れる送電塔で、労働者3人が命がけの闘争 しても目ばたきもしない朴槿恵政権だ。この恐ろしい事態を解決する」と意志 を明らかにした。

氾国民対策委は「一部の保守新聞は、文化財の毀損を強調し、対立をあおって いる。これは解雇労働者にまた社会的孤立と烙印を押すものでしかなく焼香所 撤去の名分ではない」とし「大統領選挙の時に約束した国政調査を直ちに実施 し、双竜車事態を今すぐ解決しろ」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-03-05 00:43:52 / Last modified on 2013-03-05 00:43:53 Copyright: Default

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