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フッ酸事故『ヒューブ・グローバル』、3年前にもフッ酸流出

シム・サンジョン「2009年のフッ酸事故で労働者が労災後に退社」

ユン・ジヨン記者 2012.10.10 11:34

亀尾フッ酸事故事業場の『ヒューブ・グローバル』で、3年前にもフッ酸流出で 労災が起きていたことが確認された。

[出処:ニュースミン]

国会環境労働委員会のシム・サンジョン無所属議員が勤労福祉工団が提出した 資料などを確認した結果、ヒューブ・グローバルで2009年から2012年10月まで 3件の労働災害が発生した。このうち2009年6月30日に起きた事故は、フッ酸の 流出事故で、労働者1人が大怪我をした。

当時、労働者のパク某氏は出荷タンクからタンクローリーに高圧ホースをつな いだが、接続部が圧力に耐えられずガスが噴出し、顔と胸に火傷をした。 パク氏は入院治療後、勤務が不可能になって退社した。

だが該当事業場は、一度も作業環境測定を施行しておらず、昨年は定期安全教育 もしなかった。またヒューブ・グローバル亀尾工場は、特定有害化学物質を取り 扱う事業場で、環境部に調査対象物質の取扱量と流通量を報告しなければ ならない。だが30人未満の事業場の報告義務を免除する環境部告示により、 亀尾工場は対象から抜けていた。

雇用労働部も該当業者から工程安全報告書(PSM)を受けなければならないが、 2008年の工場設立初期、常時勤務労働者が5人未満だったという理由で適用から 除外された。だが事故当時、亀尾工場には7人の労働者が働いており、労働部は この事実を把握できなかった。

またフッ酸を扱うヒューブ・グローバルが労働部のフッ酸取扱事業場現況の 資料になく、労働部は責任を避けられそうもない。

シム・サンジョン議員は「2009年のフッ酸流出火傷、2010年衝突事故、2011年 腰負傷など、毎年労災が発生しているが、労働部はこの事業場の点検は一度も しなかった」とし「亀尾には60か所ほどのフッ酸取扱事業場があり、フッ酸の 流出など、化学・有毒物質漏出による対策が切実」と指摘した。

特にシム議員は、「労働部の責任を明確に問う」とし「十分に予防できる兆候 があったのに、労働部は小規模事業場だという理由で責任を回避するな」と 警告した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-10-11 03:54:25 / Last modified on 2012-10-11 03:58:28 Copyright: Default

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