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韓国:希望食堂、4つの事業場に収益金を伝達
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希望食堂、飯を求めようとして飯になった人たち

希望食堂、双龍車・才能など4つの事業場に初めて収益金を伝達

ソン・ジフン記者 2012.06.08 16:25

希望食堂が集めた『食事代』がそのまま長期闘争事業場労働者の『食事代』になる。 長期闘争事業場闘争基金用意のために3月にオープンした希望食堂は、6月8日午後、 大漢門双竜車焼香所の前で初めて闘争事業場に収益金を渡した。

希望食堂は3か月間に集まった食堂の運営収益金を双竜自動車支部、才能教育支部、 コルト-コルテック支部、コオロン支部に渡した。希望食堂は「最初の基金伝達は 現在、苦しい戦いを続けている双竜自動車支部を少し多くしたが、今から3つ以上の 事業場に100万ウォン以上の支援を均等にする」と明らかにした。

6月8日、基金を伝達されたムン・ギジュ双竜自動車整備支会長は「本人が休む 休日に喜んで苦労して集めた気持ちがとてもありがたい」と話した。彼は「金額の 問題ではなく、連帯の気持ちが大切」とし「さらに熱心に戦い、はやく工場に 戻ろうという気持ちになる」と伝えた。

希望食堂は、3月から常道駅の近くでキム・ジョンウ双竜車支部長の夫人が運営する 『常道室内屋台』で日曜ごとに開かれた。食堂を訪れた客のツイッターやブログを 通じ、うわさになって人々の関心が高まり、5月には上水洞にあるモダン韓国定食店 『春三月』に2号店も開いた。室内屋台の1号店と若者の街、弘大に近い韓国定食店は メニューも雰囲気も全く違うが、非正規職、整理解雇労働者と連帯する気持ちだけは まったく同じだ。

収益金には希望食堂が売った食事代だけでなく、長期闘争事業場を支援する 客からのカンパも含まれている。材料もサービスもほとんどが寄付でまかなわれる。 一食たった5千ウォン、好きなだけおかわりもできる。ラーメン一杯でも3千 ウォンを遥かに越えるというのに、収益が出ない価格でも闘争基金を集める ことができた動力だ。

希望食堂で食事をしたお客さんたちには『宿題』が与えられる。方法を問わず、 希望食堂と非正規職、整理解雇問題に対するうわさを広げること。希望食堂に 来た客は、宿題を忠実に履行したおかげか、マスコミでもオンラインでも 希望食堂についてのニュースが続く。今は列ができ、席が空くのを待たなければ ならない『おいしい店』になった。

希望食堂がオープンするにあたり掲げたモットーは、「飯を求めようとしたら 飯になってしまった人」だった。希望食堂に来る人は、互いに喜んで飯になり、 また喜んで食事代になる。希望食堂は日曜と月曜、上道洞と上水洞で開かれる。 食事代は5千ウォンだが、労働者に渡されるさらに多くの食事代と愛は 『決して』断らない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-06-10 02:13:47 / Last modified on 2012-06-10 02:13:50 Copyright: Default

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