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BSE『怪談』と言っていたのに...今度は『乳牛安全怪談』

パク・ウォンソク「政府は『先措置・後報告』しないのか」

ソン・ジフン記者 2012.04.26 17:46

米国でBSE感染牛の発見が知らされた中で、政府は検疫中断措置もせず、 議論になっている。

政府は7月に米国のカリフォルニアで6年ぶりに4番目のBSE感染牛が発見された 事実が伝えられたが、米国との通商摩擦を憂慮して、米国が詳しい情報を知ら せるまで検疫を強化する線で対応するという方針だ。

『韓米FTA阻止汎国民運動本部』と『狂牛病国民対策会議専門家諮問委員会』、 『BSE危険監視国民行動』は4月26日午後、参与連帯ケヤキ ホールで記者会見を 行い、政府は直ちに米国牛肉の輸入と流通を中断し、輸入条件の再協議をする よう要求した。

彼らは記者会見で、BSE牛肉の危険を繰り返し強調し、政府が輸入中断どころか 検疫中断さえしないのは、国民の食品安全性と健康権を無視し、検疫主権を 放棄するものだと主張した。

今回発見されたBSE感染牛は、カリフォルニアのレンダリング工場(牛を粉砕し、 動物性飼料を作る工場)で検疫した乳牛だ。この乳牛は識別表示が特になく、 どの農場で飼育されていたのか、生後何か月の牛なのかを識別する情報は何もない。

国民健康のための獣医師連帯のパク・サンピョ政策局長は記者会見に参加して、 BSEの深刻な危険と伝染を指摘した。彼は、「3400万頭を処理するレンダリング 工場で、たった4万頭のサンプルしか検疫せず、その中に偶然、BSE感染牛が入っ ていた」とし「この牛の年齢はいつくか、どの農場で育ったのかは、米政府も 知らず、どんな経路でBSEに感染したかの基本的な疫学検査もない」と話した。 彼はまた「鶏の屎尿や毛が混入する肉骨粉飼料をそのまま牛の餌にする過程で BSEが起きている」と指摘し、米国内BSE感染牛の危険は予想よりはるかに大き い可能性を強調した。

政府と販売団体の『乳牛は食肉用で使用しない』という主張と『非定型性BSE』 には感染の危険がないという主張に対する本格的な反論も続けた。パク局長は 「乳牛も去勢した牛と牛乳を生産しない牛は食用として流通しており、米国は 流通過程で去勢牛か乳牛かを区分するシステムもない」と主張した。また彼は 「カナダで発生した18頭のBSE感染牛のうち10頭は乳牛で、日本で発病したBSE 感染牛はすべて乳牛だった」とし「乳牛だから安全だという政府の主張は食品 の安全を全く考慮していない非科学的な見解」と批判した。

『非定型性BSE』だという米政府の発表も、安全に対する憂慮を緩和させられな いという主張も続いた。彼は「非定型性BSEとは、プリオンの分子量が一般的な 分子量と違っているだけ」とし「さまざまな国ですでに発見されており、動物 実験で伝染性が確証されており、霊長類への伝染性もあることが確認されたし、 飼料規制だけでは伝染を防止できないということが立証された」と明らかにした。

記者会見の参加者は、政府が2008年にBSEの危険が発見されれば、直ちに輸入を 中断し、輸入された物量に対して全数調査を実施するという約束を守ることを 要求した。汎国本のパク・ソグン共同代表は「先措置・後報告を強調した政権 が、何の措置も取らず米国の連絡を待つだけというのは、国家の主要な機能を 放棄した事大主義」と主張し、至急輸入を中止するよう要求した。

民弁のソン・ギホ弁護士も「輸入の中断ができる国内法、国際法がある状態で 政府が検疫主権を放棄している」とし「政府は真相を明らかにするために、米 政府に要請した資料は何か公開しろ」と主張した。

2008年のキャンドル集会で提起された疑惑と主張は正しかったという主張も続 いた。当時、狂牛病国民対策会議で共同状況室長だった統合進歩党のパク・ウォ ンソク国会議員当選者は「当時はキャンドル集会を騒動と表現し、名誉を傷つ けた政府の責任を問う」と話した。彼は「単純なうっぷん晴らしの言葉でなく、 査察などで国民をバカにする政府の態度を黙過しない」と主張した。彼はまた 「輸入を中止しなければ、農林水産部長官など責任者を職務遺棄で告発する」 と明らかにした。

韓米FTA汎国本の共同執行委員長をしているイ・テホ参与連帯事務局長は今回の 事態が、BSE牛肉だけに限られる問題ではなく、韓米FTA全般に関連する問題と 指摘した。彼は「今回の事態でFTAの不合理な条項の再協議を引き出す積極的な 努力をしなければ、彼らが言う国益を得られない」と明らかにした。

記者会見の参加者は、韓米FTA汎国本を中心として以後の闘争を作っていくと明 らかにした。5月2日には、キャンドル集会4周年をむかえ、当時キャンドル集会 を主導した市民と学生が集まり、4周年記念キャンドル文化祭を開く。汎国本は 彼らと共に大規模キャンドル集会を作って闘争し、輸入中断措置とFTA再協議を 引き出すと明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-04-28 06:46:56 / Last modified on 2012-04-28 06:46:58 Copyright: Default

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