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LNJ Logo 韓国:現代車非正規職25日工場占拠闘争7年ぶりの勝利...未公開写真を公開
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また見る現代車非正規職25日工場占拠闘争

[フォト] 7年ぶりの勝利...未公開写真を公開

キム・ヨンウク記者 2012.02.24 10:34

▲正規職への階段。座込場の下の1階は正規職だけが自由に通れる。非正規職は25日間、正規職へ行く階段の下に降りる日を夢見て眠った。

2010年7月22日、現代自動車蔚山工場で社内下請労働者として働き、解雇された チェ・ビョンスン氏が不当解雇および不当労働行為救済審判定取り消し 請求訴訟で不法派遣を認められてから1年半後、また最高裁がこれを確定した。

チェ・ビョンスン氏が2年以上不法派遣で働いてきたので正規職だという判決だ。 地方労働委などを相手に法的対応を始めてから7年近い歳月だった。

▲現代車非正規職労働者たちは毎日、座り込みの日を数えていった。座り込みはまた大法院判決を待ちながら、25日で止まった。

▲座り込み二番目の日の11月16日夜. 突然の座り込みで、座込場ではよくある銀箔マット一つなかった。新聞紙とビニールなどを敷いて寝た。

2010年の最高裁判決は、現代車非正規職社内下請労働者に一縷の希望になった。 そしてその年の冬の初め、社内下請非正規職労働者は現代車蔚山第1工場2階の CTS(ドア取付)工程ラインを占拠する。これにより第1工場の艤装ラインは完全に 止まった。大法院判決があったのだから、現代自動車が社内下請非正規職は現代車 の正規職社員であることを認め、非正規職労組(支会)との交渉を行い、正規職化 をしろという要求であった。

残念にも2010年11月15日から始まった25日間の現代車非正規職労組の工場占拠 闘争は敗北で終わった。当時、正規職労組の巧妙な座り込み解除の圧迫に疲れ た非正規職が、会社とまともな交渉も開けず座り込みを解除したためだ。これ により非正規職労組の主な幹部と座り込みに参加した組合員は莫大な損害賠償 と手配、解雇、懲戒などで深刻な苦痛をあじわい、非正規職労組は非常対策委 体制で運営を続けている。

▲座り込み初期は毎朝のトイレは戦争だった。しかし座り込みが長期化して食べる量が減り、それに従ってトイレの列も短くなった。

だが2012年2月23日、また大法院が現代自動車の不法派遣を認め、非正規職労働者 はまた労組を整備して闘争を準備するものと見られる。

大法院判決にあたり、2010年11月15日から12月9日までの現代車蔚山第1工場の 占拠闘争当時の写真で占拠闘争を振り返る。今度は当時は公開されなかった 座込場内部の写真も相当数公開する。蔚山労働ニュース、メディア忠清、 チャムセサンは当時、合同取材チームを作り、蔚山工場占拠闘争を記録した。

▲2010年11月20日第1工場長座込場進入

▲イ・ギョンフン当時現代車正規職労組支部長(左)とイ・サンス現代車非正規職支会長。イ・ギョンフン前支部長はイ・サンス支会長に非正規職組合員がいる場でも乱暴な言葉を使った。

▲朝、晩決意大会の時は2階の座り込み組合員たちが欄干に集まった。

▲座り込み組合員に入ってきた脅迫携帯メッセージ

▲組合員たちはネットブックや携帯電話で主要ニュースやドラマなどを共に見た。

▲2010年11月23日。夜間の決意大会。

▲会社側に隠れて座込場に入ってきた組合員がガムテープで体にタバコを巻いて入り、組合員たちが喜んでいる。

▲座り込み13日目、キム・ジンスク指導委員の教育があった。イ・ギョンフン正規職労組支部長は、キム・ジンスク指導委員の教育が正規職労組の許諾もなく行われたと、キム指導委員を追い出すように外に送った。教育が終わったキム・ジンスク指導委員は組合員とまともに話もできなかった。

▲11月29日。座り込みが長期化して疲れた組合員のための間食配分ジャンケン

▲同僚組合員の父の祭事を準備する非正規職組合員

▲毎日開かれる座り込み組合員決意大会。軍手が印象的だ。

▲ますます食事搬入量が減って、生ラーメンを配給した。

▲社側の攻撃や特別な日程がない日は座込場で作った将棋盤に集まった。

▲座り込みが長期化し、ある正規職組合員が会社に隠れてホットパックなどを足や体にガムテープで付けて、非正規職組合員に渡した。

▲12月4日会社のショベルカー攻撃

▲会社がショベルカー攻撃を始め、窓にしがみついて、攻撃を中断しろと叫ぶ組合員

▲12月5日朝. 座り込み21日目.

▲12月6日午前. 座込場風景.

▲12月6日. 座り込み長期化に備えた座込場の寝床維持補修.

▲12月8日、座り込み解除の前日。座り込み解除を予感した組合員が記念写真を撮った。

▲12月8日午前. 座り込み日時を記録したカレンダー。座り込みを解除した12月9日からはX印がない。カレンダーの後に朝の太陽がのぼる。

▲非正規職は座り込み解除10数日ほど後の12月18日まで、トイレ清掃の係が表記されていた。クリスマスの週には家で過ごしたい気持ちだったのか。

▲12月9日朝。8時27分の座込場。座り込み解除を決める可能性が高い組合員総会を前にして、座込者がタバコを吸っている。

▲座込場入口。「出て行けば残っている仲間が皆死ぬ」。座り込み解除か維持かをめぐり、組合員の討論が続き、労組から出て行くとしても、一緒に出て行こうという趣旨の文が貼り出された。

▲私は正規職だ。

▲12月9日午前8時47分。

▲イ・ギョンフン正規職労組支部長が座り込み解除を決めた非正規職組合員の前で発言している。

▲座り込み解除を決めて降りて行く組合員。

▲座り込み組合員たちが座込場を降りて行く直前に記念撮影をしている。

▲座り込み組合員たちと握手をするパク・ジョンギュ前金属労組交渉局長(右)と第1工場代表(左)。パク・ジョンギュ前局長は、金属労組から派遣され、非正規職闘争を支援した。彼は座り込みが終わってから「25日」というルポ集を出した。

▲座込者のうち唯一の女性だったキム・ミジン代議員が座込場入口から座込場を出る組合員たちを見ている。

▲第1工場建物の外に出てきた組合員。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-02-28 00:03:19 / Last modified on 2012-02-28 00:03:21 Copyright: Default

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