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「タワークレーン崩壊、『殺人者』が事故調査をするのか」

西橋ザイ・タワークレーン崩壊事故、GS建設外注委託会社も参加

ユン・ジヨン記者 2010.10.21 17:47

10月6日、2人の命を奪った西橋洞の(株)GS建設タワークレーンの事故調査にGS 建設の外注委託会社が参加して問題になっている。

今回の事故調査委員会には、国立科学捜査研究所、労働部傘下の韓国産業安全 保健公団、(株)韓国産業安全が参加している。これらのうち唯一の民間調査団 体である(株)韓国産業安全は、GS建設が年間自体検査用役機関として外注委託 している会社だ。だから建設労組は「殺人者に事件調査を任せるとんでもない 状況が発生している」と非難している。

それだけでなく、建設労組は国科捜を除く参加団体はすべて利害当事者だとし て事件の隠蔽を憂慮した。産業安全保健公団は、強度が低い改良型ボルトタイ プのタワークレーンを設計承認で合格させた。

事故がおきたタワークレーンのCTT 561-1Aは、CTT 516装備機種が国内に輸入さ れた後に改造された装備で、ピン型タイプより強度の低いボルトタイプに変形 された装備だ。だが産業安全保健公団は2004年9月17日、この装備の設計承認合 格をおろした。

オ・ヒテク建設労組対外協力局長は「該当装備は薄いボルトで、ピン方式より 1/3程弱い」とし「それで97年にもボルトが折れて事故がおきた」と説明した。 特に事故現場で使われたタワークレーンは、現在全国で10台が稼動しており、 追加の災害も排除できない状況だ。

構造的な装備の欠陥にもかかわらず、こうして検査承認した産業安全保健公団 と、GS建設外注業者の韓国産業安全が事故調査に参加することになり、調査の 結果も信じられなくなった。建設労組は「透明な調査を期待することもコメ ディーだ」とし「今回の現場調査は装備業者の管理不良として隠蔽される可能 性が高い」と批判した。

さらに、事故真相調査では現場経験が多い労働組合の諮問を排除したことに、 建設労組は『事件を隠蔽するためと疑わざるをえない』と反発している。オ・ ヒテク局長は「労組は真相調査参加を要求し続けたが受け入れられなかった」 とし「外国ではタワークレーンに関する事故は一度もなく、私たちも根本的な 問題の解決が必要だが、その意志がないようだ」と声を高めた。

現在、建設労組は頻繁なタワークレーン事故について「数百社の装備賃貸企業 が乱立し、ダンピング出血競争をしたことで装備の維持・補修に投資されない から」と指摘している。

2007年の建設機械管理法改正以後、国土海洋部から民間団体に委託検査を委任 したことも一つの原因と指定されている。現場で民間検査団体が収益を理由に 緩い検査が横行しているという。

これについて建設労組は「国土海洋部は、事故多発業者の随時検査で退出させ るべきで、罰点制の導入などの総合的な管理方案を提示しろ」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-10-22 13:34:25 / Last modified on 2010-10-22 13:34:33 Copyright: Default

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