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「政府の意志なければ人権は保障されない」

UN、韓国意思表明の自由実態調査進行

ユン・ジヨン修習記者/ 2010年05月10日7時58分

5月4日に入国したフランク・ラ・ルエ国連意思表明の自由特別報告官が、政府 部署の訪問とNGO団体、被害者と会って韓国の表現の自由実態の調査を進めている。

フランク・ラ・ルエは8日、明洞カトリック会館で韓国のNGO団体と表現の自由 侵害被害者に会い、直接面談調査した。調査には民主社会のための弁護士の会、 参与連帯など10数団体の関係者と10数人の被害者、人権団体関係者など30人ほ どが参加した。

この席で彼は「政府の意志があれば、その国家の人権が保障されると考える。 政府に意志がなければ人権は保障されないだろう」とし、調査を始めた。続い て「今回の調査では、表現の自由が中心になる、特に少数者の表現の自由、女 性、児童、貧民など脆弱な階層の表現の自由に関心がある」と明らかにした。

政府部処の調査の所感についての質問には「調査内容は公開できない。17日の 出国記者会見で簡略な調査結果を述べる」と話した。

また15年前に訪韓したアマドゥ・フセイン特別報告官が『国家保安法を再検討 しろ』という意見を表明したにもかかわらず、まだ国家保安法が存在している ことには「国家にとって国家安保は重要な問題だが、安保のために民主主義を 阻害してはいけない」と話した。

続いて「国防部がノーム・チョムスキーの本などを禁止するのは民主主義を弱 めることだ。民主主義が進むほど国家の力はさらに強まり、自由な雰囲気が増 えるほど国防も強くなると思う」と明らかにした。

フランク・ラ・ルエは、表現の自由侵害事例の追加調査のために、12日に国防 部の禁止書籍憲法訴訟で国防部の懲戒を受けたパク・チウン弁護士と、竜山惨 事追慕文化祭などを主導したことを理由に拘束され、4月末に保釈されたパク・ レグン、イ・ジョンフェ竜山氾国民対策委前共同執行委員長を直接調査する予 定だ。

一方、フランク・ラ・ルエは17日の出国前に公式記者会見を開き、10日間の公 式訪韓調査に対する立場を発表する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-10 23:26:56 / Last modified on 2010-05-10 23:26:58 Copyright: Default

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