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全障連、「催涙液謝罪」警察文書の受け取りを拒否

「事実上、鎮圧行為を正当化」...2次高速バス乗りは予定通りに進行

ハ・グムチョル記者 2014.04.25 11:04

▲20日の「希望高速バス乗り」イベントで、警察が集会参加者の進入を遮って催涙液を乱射している姿。[出処:チェ・インギ]

4月20日の「希望高速バス乗り」イベント参加者がバスに搭乗することを源泉封鎖して、 催涙液を乱射した行為について警察が全国障害者差別撤廃連帯に「謝罪文」を伝えた。

しかし事実上、集会の参加者に責任を転嫁する内容が含まれた警察の文書に対し、 全国障害者差別撤廃連帯(以下 全障連)はこのような謝罪は受けられないという意を明らかにした。

ソウル地方警察庁の関係者は24日午後3時、ノドゥル障害者夜学を訪問して全障連のパク・キョンソク常任共同代表と面談を行い、 4月20日の高速バスターミナル集会で行われた警察の過剰鎮圧を謝罪するという内容を含む文書を渡した。

しかし警察が持ってきた「謝罪文」にはこの日起きた衝突が、 一部の過激行動をする集会参加者のためにだったという内容が含まれていた。

警察は文書で「高速バス・ターミナル集会の参加者300人が、事前に協議された乗り場とは違う乗り場に集団で移動を試み、 ポリスラインを倒して車椅子で警察を押し、盾を引っ張り、水のボトルを投げるなどの物理的衝突が続いた」とし 「この過程で現場指揮官の判断で一部過激行動をする集会参加者にカプサイシンを使った」と書いた。

続いて警察は「しかし細心な配慮がなく、障害者もカプサイシンを浴びることになり非常に遺憾に思う」とし 「これに関し、現場指揮官に警告措置を行った。 今後、障害者への理解を高める人権教育を強化する」と明らかにした。

▲警察が20日の「希望高速バス乗り」イベントに催涙液などを使って鎮圧したことについて、全障連に送った謝罪文。しかし文書は事実上、当日の衝突の原因を集会参加者のせいにしており、全障連はこれを拒否した。[出処:全国障害者差別撤廃連帯]

これに対して全障連のパク・キョンソク常任共同代表は 「当時、われわれは1番から10番乗り場までのバスチケットをすべて買って正当に搭乗しに行った。 警察は道をふさぐ正当な理由はなかった」とし 「文書はまた、非障害者に催涙液を撃ったのは何の問題もないという立場だが、 障害者であれ非障害者であれ、合法的にチケットを買って入るという人を鎮圧することの何が正当だというのか。 警察の立場は事実上、鎮圧を正当化するもの」と反論した。

続いてパク常任共同代表は「人権教育の強化は、今回のこととは無関係に当然するべきこと」とし 「警察が催涙液を利用して集会参加者を鎮圧したことは、告訴・告発および人権委陳情等で対応していく」と明らかにした。

一方、全障連は4月30日午後2時に2次「希望高速バス乗り」イベントを行う予定だ。 全障連はそのために全国各地へと出発する高速バスのチケット400枚を購入した。 続いて全障連は、盤浦洞にある文亨杓(ムン・ヒョンピョ)福祉部長官の自宅前までデモ行進し、翌日の午前まで2日間の野宿座り込みを行う計画だ。

付記
ハ・グムチョル記者はビーマイナーの記者です。この記事はビーマイナーにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-04-26 03:32:13 / Last modified on 2014-04-26 03:32:14 Copyright: Default

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