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都市鉄道機関士がまた自殺...10年間に8人目の死亡

同じ事業所で11か月で2人が自殺...対策用意が急がれる

ユン・ジヨン記者 2014.09.18 19:41

ソウル都市鉄道公社(5〜8号線)の機関士ソン某(44)氏が自ら命を絶った。 2003年から10年間、ソウル都市鉄道公社で発生した8人目の機関士の自殺事故だ。

特にソン某機関士が働いていた大公園乗務事業所では、 1年度もたたないうちにすでに二人の機関士自殺が発生した。 昨年10月、大公園乗務事業所のチョン某機関士は鬱病にかかり、 自宅で首を吊って自殺した。

9月18日未明、ソン某機関士は自宅地下駐車場で首を吊って死んでいるのが発見された。 故ソン某機関士は、1994年12月24日にソウル都市鉄道公社に入社し、 同年6月15日から現在まで、大公園乗務事業所で7号線の電車を運行してきた。 遺族では妻と17歳の娘と14歳の息子がいる。

故ソン某機関士は、これまで恐慌障害と鬱病などで苦しんできた。 同僚の証言によれば、彼は鬱病と睡眠障害を訴えて睡眠剤を服用してきたという。 遺族も故人が鬱病を訴え、病院を調べている途中に死亡したと明らかにした。

ソウル都市鉄道労働組合によれば、 故人は在職中に社長表彰を数回受賞、2006年には無事故25万KMを達成して、 現在は無事故42万KMを経過したという。

労組は暴圧的な組織文化と1人乗務、劣悪な勤労条件、100%に近い地下トンネル区間運行などが、 機関士を精神疾患と死亡に追いやっていると明らかにした。 また、高い緊張を要求する反復作業と統制システム、高い労働強度、 成果システムによる過度な競争、高い職務ストレスと複数労組および昇進などの差別なども機関士の自殺をあおっていると批判している。

労組は「前ウム・ソンジク社長、イ・ヒスン運営本部長などが機関士に暴圧的な労務管理を適用した後遺症で、 相次ぐ自殺事故が発生し始めた2012年以後、4回目の事故」とし 「2012年の事故の後、ソウル市は再発防止を約束して色々な対策を出し、 公社もまたヒーリングセンターを設置するなどさまざまな努力をしている渦中で再発した事故で、 機関士と職員らはみじめさを禁じえない」と明らかにした。

労組は遺族と協議し、具体的な事件の経緯と立場を発表する予定だ。 現在、故人の遺体安置所は中浪区シンネ洞のソウル医療院葬儀場に作られ、 出棺は未定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-09-21 20:32:08 / Last modified on 2014-09-21 20:32:08 Copyright: Default

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